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31歳の剛力彩芽「40代がすごく近くに感じる」、“弟”醍醐虎汰朗は「ぶつかっていっても大丈夫」な存在

もともと『アンフェア』の大ファンだった

剛力彩芽――そんな剛力さんですが、新作『女子大小路の名探偵』では、主演を務めています。もともと原作・脚本の秦建日子さんの大ファンだそうですね。 剛力「『アンフェア』が大好きなんです。ドラマから入ったんですけど、特に中学生のころにすごくハマって見ていました。たまたま昔から習っていたダンスの先生が、秦さんとご縁があって、秦さんの舞台の振り付けをされていたりしていたので、高校生くらいになってからは、舞台も観に行く機会がありました。それでいつかは、私も秦さんの作品に出たいと思っていました。『アンフェア』は、単純に篠原涼子さんに憧れたというのもありますけどね。“ああいうかっこいい女性になりたいな”って」 ――原作では弟の大夏が主人公ですが、映画は、剛力さん演じる姉の美桜が物語を引っ張っていきますね。 剛力「そうなんです。連載をやっている間に、美桜がすごい人気になっていったらしくて、秦さんも美桜のことをすごく好きなんだろうと感じていましたし、そこで私にお話しをいただけたのはとても嬉しいですし、秦さんにも喜んでいただけたようなのでホッとしてます」

本編の姉と弟の魅力

剛力彩芽――剛力さんの考える、美桜の魅力を教えてください。 剛力「言葉遣いとか、口悪いところはありますが、すごくまっすぐなんです。人によっては怖くて、関わりたくないという人もいるでしょうけど(笑)。勢いがあっていいねと思ってくれる人もいるタイプ。愛されキャラとまでは言えませんけど、放っておけない人です。私はそこに魅力を感じます。弟の大夏とはまた違うピュアさがあると思います」 ――では、その弟・大夏を演じた醍醐虎汰朗さんの印象は。 剛力「すごく落ち着いている方だなと思いました。大夏って、脚本を読んだ感じだと、すごく明るいタイプではないけれど、ちょっとお調子者でひょうひょうとしてると思ったんです。いざ醍醐さんに会ってみて、その落ち着きの感じが、私の中では、なんだか大夏とめちゃめちゃリンクしたんです。醍醐さんの、ぶつかっていっても大丈夫だと思える感じと、大夏のひょうひょうとした感じがいい具合に重なったというか。脚本の中でのイメージと醍醐さんは最初違ったんですけど、実際にお会いしてみて“あ、弟だ”とすぐに思えました」 ――最後に、公開にあたってひと言お願いします。 剛力「ミステリーなので、一緒にハラハラドキドキしていただけたら嬉しいですが、私が最初に観て感じたのは、ちょっと不器用な人たちが集まった作品なんだなということでした。そこに愛情や絆といった大切な部分を感じてもらえたら嬉しいです」 剛力彩芽<取材・文/望月ふみ 撮影/梁瀬玉実>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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(C) 2023映画『女子大小路の名探偵』製作委員会
『女子大小路の名探偵』は全国公開中
公式サイト https://jyoshidaikoji-meitantei.com/

ヘアメイク/高城裕子
スタイリスト/津野真吾(impiger)
衣装協力/alexanderwang
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