じつは今回紹介した3作中、2作品に出演している女優さんがいます。それは筒井真理子。『ブラックファミリア』では人一倍プライドと美への意識が高い早乙女家の妻・麗美を、『泥濘の食卓』では深愛の母として絵に描いたような毒親を演じており、両作品で凄まじい存在感を放っています。全く違う役どころですが、間違いなく“毒”をもっている彼女に魅せられてしまいます。

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A post shared by 【公式】ブラックファミリア 新堂家の復讐🎭【日本テレビ系木曜ドラマ】 (@blackfamilia_ytvdrama)

サスペンスドラマは、組織・家族・社会の暗部を描くことが多いため、ある意味究極の人間ドラマともいえるでしょう。だからこそ、人間が抱える“毒”をどれだけ表現できるかが、作品の出来を大きく左右します。ご紹介した3作品は、俳優陣がしっかりそれぞれの“毒”を表現しています。そんな見応えのある作品を、秋の夜長にじっくり堪能してください。 ＜文／鈴木まこと（tricle.llc）＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】