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米セレブの “究極のブラ”に賛否。過去には「KIMONO問題」で大炎上

 アメリカの人気タレント、キム・カーダシアン(43)が経営するブランド「SKIMS」から“乳首内蔵型のブラ”が新登場。発売早々、品切れ続出のヒット商品となったが、一方で「冗談でしょ?!」「意味わかんない」などと物議を醸すことに。キムは創業した当初にも、「KIMONO」というブランド名を発表したことで炎上している。

「究極の乳首ブラ」発売早々、品切れ続出

 先月末、キムが手掛ける下着ブランド「SKIMS」から新たに「ULTIMATE NIPPLE BRA」が発売された。  直訳すると「究極の乳首ブラ」という意味になるこちらの商品。その名の通り、“乳首に見える突起”を内蔵しており、着けてみるとバストトップがやたらと目立つ作りになっている。  発表直後からそのユニークさで話題となり、発売後はすぐ品薄状態に。11月下旬時点でも、SKIMSのオンラインショップでは売り切れ中で、「入荷待ち」となっている。

「ホント無神経」商品PRに大ブーイング

 いまや大人気となっているこの“ニップルブラ”だが、否定的な反応も。特に、10月31日の発売前に公開されたPR動画を見て、疑問を抱いた人も少なくなかったようだ。  動画の中で、「地球の気温はますます上がっています」と気候変動について触れたキムは、次のように商品をアピールしている。 「海面が上昇し、氷床は縮小しています。私は科学者ではありませんが、誰もが自分のスキルを活かして自分の役割を果たすことができると信じています」 「そこで、乳首が内蔵された新しいブラジャーをご紹介します。どんなに暑くても、いつでも寒そうに見える。ハード(大変)な日々だけれど、この乳首はもっとハード(固い)。氷山みたいに消えることはありません」
 ネット上では「これって冗談だよね?!」「意味がよくわからないんだけど」といった反応が上がったが、とりわけ、気候変動という深刻な問題を持ち出して、商品をPRしたことに違和感を抱く人が続出。 「気候変動をネタにして商品を売り込むなんて最低」「あなたは大量消費が原因で起こった問題を利用し、もっとたくさんモノを売ろうとしている」「気候変動を宣伝文句にするとはホント無神経」とブーイングを受けることに。  国際環境保護団体「グリーンピース」も、「氷河の融解や海面上昇を、自分の利益率を上げるためのオチとして使うことは、何百万人もの生活を破壊しているこの問題を馬鹿にしている」とインスタグラムで猛批判している。  ちなみに、このブラの価格は62ドル(約9100円)で、その売り上げの一部を環境保護の活動に寄付することになっているそう。けれどもグリーンピースはこの商品について、いかにも環境に配慮しているように見せているが、「これは明らかなグリーンウォッシング」と激しく非難している。
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「乳首を取り戻せる」乳がん経験者から感謝の声
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