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目の下のクマや頬こけに「脂肪注入」。クリームみたいな滑らか脂肪で、安全性も持続力もアップ

by 美容医療研究協会

安嶋 康治先生監修医師:安嶋 康治先生 東京医科大学医学部医学科卒業後、同大学形成外科学講座入局。大学病院及び、関連病院にて勤務。顔面や乳房再建手術、マイクロサージェリー等を中心に多くの手術を執刀し研鑽を積む。埼玉県内の総合病院入職後、形成外科診療部門を開設し、美容分野を含め幅広く診療に従事。都内美容クリニックへ入職し、知見を深め、2021年あじまビューティークリニック開院。二重形成手術や瞼のクマ・たるみ取りなど目元のエイジングケアを得意とする。

目の下のクマの正体

「話す時は相手の目を見て話しましょう」と言われるくらい、お顔の中でも特に人目に触れやすい目元。会話しながら、「この人の目元って綺麗だな」「目の下のたるみが無ければもっと若々しく見えるだろうな」などと、心の中でそっと思ったことはないでしょうか? 目元の美しさは、その人の印象を大きく左右するものの1つです。目の下の膨らみや凹みなどによって引き起こされるクマは、あるのとないのとでは、お顔の印象が異なりますよね。 目の下のクマは、10代20代の方だと生まれつき目の奥の脂肪(眼窩脂肪と呼ばれます)が多く膨らんでいることが主な原因です。年齢を重ねると、これに加えて、目の周りや頬の皮下脂肪が痩せたり骨格が変形したりしてくることなどにより凹みが生じますので、凹凸が強まり、徐々にクマがひどくなってくるのです。 また、下まぶたの皮膚は非常に薄いため、筋肉が透けてしまうことで生じる色がクマの原因となることもあります。これらの悩みをコンシーラーで隠す作業は、もうやめたくないですか? 安嶋 康治先生

目の下のクマに効果的な治療とは

目の下のクマをなくす治療には、ヒアルロン酸注入治療や手術治療などがあります。 ヒアルロン酸注入は、手術治療に比べると一時的な効果ではあるものの、複雑なプロセスはなく手軽に治療を受けられるというメリットがあります。 手術治療は、眼窩脂肪の除去と皮下の脂肪を補う方法(経結膜脱脂+脂肪注入)が多く行われています。この方法では、脂肪除去後に新たな脂肪を注入して皮膚の透け感をカバーしつつ、不自然な凹凸ラインを美しく滑らかに整えることができます。 安嶋 康治先生

脂肪注入って一体どんなもの?

ヒアルロン酸注入はよく耳にすると思いますが、「脂肪注入」とは何か気になりませんか? 眼窩脂肪除去後の脂肪注入に使用する脂肪は、ご自身の太ももやお腹から吸引して採取します。 太ももやお腹は安全性が高く、質の良い脂肪を採取することができます。太ももであれば、足の付け根に2mmほどの穴をあけて吸引をしますが、この間は静脈麻酔で眠った状態ですので、吸引中に痛みを感じることなく施術を受けて頂けます。 吸引した脂肪は血液や麻酔液、死活細胞なども含まれているため、そのまま使用することはできません。遠心分離機にかけて脂肪の純度を高めた後、さらに「アディナイザー」と呼ばれる専用の機器にかけることで不要な線維を取り除きつつ脂肪細胞を細かくします。この過程で出来上がったとても滑らかなクリーム状の脂肪を「シルキーファット®」といい、目の下などのとてもデリケートな薄い皮膚にも注入できる優れた脂肪です(自由診療)。 注入する脂肪の中に不純物が含まれていると、いくらご自身の脂肪といえども、注入後の定着率が悪くなるだけでなく、凹凸やしこりの原因にもなり得ます。純度の高い脂肪を作ることは、リスクを減らし治療の質を上げる=患者様の満足度を上げる上で、大変重要なことなのです。 ※ダウンタイムには個人差があります。この治療は、国内未承認医薬品または医療機器を使用します。
安嶋 康治先生

施術箇所:目の下のクマ・目元のくぼみ。施術内容:裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)・シルキーファット注入(上下まぶた・ゴルゴライン)。施術金額:手術880,000円、静脈麻酔55,000円

安全性の高いボリュームアップ治療

脂肪注入がヒアルロン酸注入と大きく違うのは、リスクの低さです。シルキーファット®はご自身の脂肪を使用するため、アレルギー反応(注)が起きにくいのです。 また、膨らみやたるみの強い方は、ヒアルロン酸を注入してもお悩みを改善できないことがあります。大きな膨らみがあるにもかかわらず、注入のみで影を埋めようとすると、ヒアルロン酸の注入量が過剰になり、お顔が余計に膨らんで不自然になってしまいます。ヒアルロン酸注入後に、仕上がりのイメージが違ったために手術治療で修正される方もいらっしゃいます。 また、持続期間にも違いがあります。ヒアルロン酸は注入後から次第に吸収され、1~2年効果が薄れていくのに対し、脂肪注入はヒアルロン酸注入よりも長期間保たれるという特徴があります。私たちの体は常に老化現象が起こっているため、「脂肪注入を行えば全く同じ形が永久に保たれる」というわけではありませんが、それでも5年10年、あるいはそれ以上の期間の維持が期待できます。 ※持続期間には個人差があります。 注:ヒアルロン酸はアレルギー反応として、腫れるなどの症状がまれに表れることがあります。
安嶋 康治先生

施術箇所:目の下のクマ・額こめかみの凹み・頬のコケ・肌質改善。施術内容:経結膜脱脂術・シルキーファット注入(目の下・頬・額・こめかみ)。施術金額:手術935,000円、静脈麻酔55,000円

ボリュームアップだけではない!喜ばしい効果

ここまで、目の下のクマの治療についてご説明してきましたが、先ほどご説明した「シルキーファット®」は、ヒアルロン酸と同様、加齢によってボリュームの無くなった額やこめかみ、頬こけへの注入にも適しています。これらの部位は加齢によりボリュームダウンが目立ってくる場所ですが、ボリュームアップすることで見た目年齢がかなり若くなりますし、女性らしさや知性を感じさせるような印象に改善させることができます。 ボリュームアップさせたい部位への注入が可能な、純度の高い脂肪「シルキーファット®」。安全性が高い上に、定着すればヒアルロン酸よりも持続期間が長いという、嬉しい特徴があることをお伝えしてきましたが、実はもうひとつ、喜ばしい変化がお肌に表れます。 それは、ハリやツヤが出てきてみずみずしいお肌へと肌質改善されることです。純度の高いシルキーファット®には良質な脂肪幹細胞が多数含まれており、注入部位の脂肪細胞や肌細胞を若返らせる働きをしてくれるのです。肌質も見た目の印象を大きく左右するので、肌質改善できるのは本当に嬉しい効果ですよね。 “ボリュームアップ、たるみやクマ治療と言えば、ヒアルロン酸注入”とお思いの方が多いと思いますが、今回の話を通してシルキーファット®で脂肪注入することの安全性の高さやメリットを知って頂けると嬉しく思います。

監修いただいた安嶋先生のクリニック

安嶋 康治先生あじまビューティークリニック 公式HP 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-4-12 岩徳ビルⅡ 4F <文/美容医療研究協会 安嶋 康治先生 提供/美容医療研究協会>
安嶋 康治先生
東京医科大学医学部医学科卒業後、同大学形成外科学講座入局。大学病院及び、関連病院にて勤務。顔面や乳房再建手術、マイクロサージェリー等を中心に多くの手術を執刀し研鑽を積む。埼玉県内の総合病院入職後、形成外科診療部門を開設し、美容分野を含め幅広く診療に従事。都内美容クリニックへ入職し、知見を深め、2021年あじまビューティークリニック開院。二重形成手術や瞼のクマ・たるみ取りなど目元のエイジングケアを得意とし、丁寧な説明と施術で患者からの信頼を得ている。
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