南野陽子、逮捕夫と離婚。「私だけは…」ダメ男を支えた12年と明かした“ホンネ”
「私だけは…」ダメ夫を支える女性
「洗脳しゃぶられ婚」と報じられてもいるが、あのインタビュー時の彼女のまっすぐさを思い出すと、なんとも気の毒に思えてしまう。 芸能人は世間に触れる機会がないから男を見る目がないと言われがちだし、確かにそれも的を射ているのかもしれない。 だが自分と親に徹底的に優しく尽くしてくれる夫に、悪い噂が飛んだからといってそう簡単に別れる気になれない気持ちも理解できる。 「この人のよさをわかっているのは私だけ」 「私が見放したら、この人はきっと立ち直れない。ついていてあげなければ」 そう思ってしまうこと自体が彼をさらにダメにすると言われても、なかなか退けないのが惚れ込んだ女の心理なのではないだろうか。 「人を騙している男が自分の夫であっていいのか」という観点がなくなっているのだ。 彼を夫として選んだ自分の目を信じたい気持ちもあるだろうし、夫を支えることに自分の存在価値を見いだしているのかもしれない。ある意味で共依存に近い。
「離婚するくらいなら退所する」と事務所を辞めたが
夫の逮捕で、ようやく現実を受け止めた南野さん。 離婚を勧めてきた前事務所に対して「離婚するくらいなら退所する」と言って事務所を辞めた経緯がある。当時の周りの「冷静な意見」を今、どう振り返るのだろう。 これを契機に、女優としてもう一段ステップアップしてほしいと言ったら過酷すぎるだろうか。 <文/亀山早苗>
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio