車の運転には、人間の本性が現れるといいます。 なかには普段安全運転な人であっても、予期せぬ出来事がきっかけで本性が現れるケースも……。 本記事では、元彼とのトラブルで苦い経験を持つ女性の体験談を紹介します。 岐阜県在住の芳江さん（29歳/医療関係）は、過去に合コンで知り合った元彼とある出来事をきっかけに別れることとなった、辛いエピソードを抱えているそうです。 芳江さんの元彼は、某大手メーカーの工場勤務。出世願望、野心があるタイプではなく、どちらかというと「コツコツ、言われた作業をこなすのが得意」というタイプに見えたと、芳江さんは語ります。 芳江さんは「平和主義」だったので、野心がない元彼に癒しを感じていたそう。元彼は、車の運転も穏やか。発車する時は、必要以上に後方を何度も確認するほど、注意深い性格だったそうです。 ただ、元彼の車はシャコタン（※車高が低い車のこと）に改造されていたので、「普段は穏やかだけど、少々やんちゃな部分も本当はあるのかも……」とは思っていたようです。 それは、ある日のことでした。芳江さんが元彼とドライブデートをしていた時に、携帯に男友達からのLINEが届いたそうです。男友達は、高校の同級生でお互いに異性と感じておらず、フランクなやり取りができる人でした。 男友達からの連絡内容は、「今度、同級生の仲間で飲みに行かない？」とのこと。芳江さんは彼がいるので、断るつもりでいたそうです。そこで、LINEで「ごめんなさい。実は……」と返事をしようとした途端、隣にいた元彼が急にブチ切れ。 なんと、元彼が「誰と連絡しているの？男？男だろう？」と、急に怒り出したのです。そこで、芳江さんは「落ち着いて。男友達から『みんなで飲みに行こう』と誘われたけど、私は断ろうと思っているから」と伝えたものの、元彼の耳には入らない状態でした。 元彼の眼は既に血走っており、どうやら尋常じゃない様子。 おそらく、元彼は運転席からLINEのやり取りをのぞき見していたのでしょう。男友達のLINEでの名前は「健司」と、男性の名前で登録されていたので、もしかしたら浮気を疑ったのかもしれません。 その後、芳江さんは何度も「勘違いだから！違うから！この人は、ただの男友達だから」と伝えても、全く聞く耳を持ってもらえなかったそうです。 やがて、元彼は芳江さんに対して「慌てて誤魔化しているのは、やましいことがあるからだろうが！嘘をつく女は嫌いなんだよ！もう腹が立ってきた！このままハンドル切って、一緒に死んでやる！」と叫び出し、乱暴にハンドルを切り出したのです。 芳江さんは、あまりの怖さに号泣。芳江さんの様子を見て、ふと我に返った元彼は、車をコンビニに止めたそうです。