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「デートでサイゼリヤはアリ?ナシ?」論争を、一発で終わらせる“名言”。「ごちそうしてくれる人」を選ばなくてもいい|ドラマ『ナースが婚活』

“サイゼリヤ論争”に加わる男女が間違えていること

 SNSでは、デート先の飲食店に関する婚活アカウントからの投稿がバズるケースは珍しくない。とりわけ、「デートでサイゼリヤを選ぶことはアリかナシか」という“サイゼリヤ論争”は定期的に勃発する。サイゼリヤ論争が起きる背景を陽子の「ごちそうされた総額なんかで女の価値は決まらない」というセリフから紐解くと、リーズナブルな飲食店に連れて行かれたことで「自分自身が軽く扱われた」「本気度が低いのかもしれない」といったストレスを感じることが挙げられる。
サイゼリヤ

写真はイメージです J_News_photo – stock.adobe.com

 とはいえ、陽子が指摘する通り、「“誰”と“どう”食べるか」という視点を持てば、サイゼリヤであろうがなかろうが不満を持つことはない。お店の規模や価格帯ではなく、どういった日常を過ごせるのかを重視することで、明穂のように迷うことはなくなる。より良い出会いにつなげることができ、さらにはサイゼリヤ論争が今後は起きることも無くなるかもしれない。

女性の婚活ドラマだが、男性も学ぶことが多い

 陽子のセリフからは、男性も学べる部分がありそうだ。女性を試すためにデートであえてサイゼリヤやファミレスを選ぶ男性が一定数いることも、サイゼリヤ論争が起きる背景として挙げられる。もちろん、男性としても相手の金銭感覚や、高飛車な女性なのかどうかを探りたいのかもしれない。
 そうした事情も理解できるが、日常を楽しめるかどうかという視点を持てれば、そういった小細工に頼る必要はなくなるのではないか。本当にサイゼリヤが好きで、パートナーと日常生活で一緒に行きたいのであればサイゼリヤを選べば良い。そうではなく“探り”として利用する場合、女性に対して失礼であり、なにより良い出会いを遠ざけかねない。 『ナースが婚活』は明らかに女性向けドラマという印象を受けるが、意外と男性にとっても大きなヒントが眠っているドラマなのかもしれない。 <文/望月悠木>
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
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