42歳俳優の持つ狂気と、気持ち悪い歌声。映画『カラオケ行こ!』がじわじわ伸びそうな理由
“生活圏にいない大人”と交流する必要性
仲のいい家族や友人には、吐き出せないこともある
狂児という自分の生活圏に無関係な人間にだからこそ、見せられる表情や感情は存在する。とりわけそういった表情や感情は、健全な成長のためにも胸の中に抱えず、吐き出しておかなければいけない。それらを受けて止めてくれる狂児のような人間は必要不可欠なように感じた。 生活圏に無関係であれば誰でも良いわけではないが、狂児という存在が近くにいたことが聡実の成長に大きく影響したことは事実。“ご近所付き合いの希薄化”が叫ばれて久しいが、「近所の人とすれ違う時には挨拶くらいはしようかな」と思わせる映画でもあった。 <文/望月悠木> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
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