私の経験では、事実婚で辛い思いをするのは女性側が多いです。
実際に、夫は褒められることはあれど、私は「わがままな女」扱いを役所に加えてプライベートでも受けることが多かったです。
「苗字を変えたくないし、どっちも働いているから」と伝えても「そんなわがまま言ってないで変えてあげればいいじゃん」という年上女性からのアドバイスが一番腹が立ちました。

現代では共働きが当たり前の家庭が増えていますし、名前が重要な家業を継がないといけないなどよほどの理由がなければ苗字を変えない権利も男女平等ではないでしょうか?
さらに、家に入れる金額は同じでも家事育児は女性に任せる結婚が現状では多い印象です。その場合女性の負担が多い上に苗字も変えたくないのであれば、デメリットが多い結婚になってしまいます。

我が家の場合ですが、共働きで家庭にかかるお金は同額負担ですが、私の方が時間に融通(ゆうづう)がきくため家事を多く担っています。
他にも私は個人事業主なので名前が変わると手続きが煩雑なことや、妊娠出産による負担、金銭的仕事への影響を考えた結果、名前は夫に変えてもらうことになりました。
法律婚に踏み切った一番の理由は子供の苗字や手続きが大変なことが理由ですが、どちらかの苗字にしなければならないとなった時に「男の苗字にするもの」と古い価値観で決めつけるのではなく、家庭への貢献度で決めるのは私たちには合っていました。