私が苗字を変更してもらうに当たってまずしたことは、苗字変更のための役所周りに一緒に行くことです。
一人で行った方が効率が良くても、必ず同行するようにしました。他にも手続きに必要な書類や確認事項の下調べ、新しい苗字のハンコや書類発行にかかる費用は全額、私の負担にしています。
名前を変えてもらった時、申し訳ない気持ちと今まで経験したことのないプレッシャーを感じて「せめて、名前を変えたことを後悔させないようにしよう!」と思って自分ならどうしてもらったら後悔しないか?を考えた結果です。
他にも、婚約指輪代わりに、私が夫へ贈る高価なプレゼントを一緒に考えるのも楽しい時間でした。

もしも法律が許してくれるならば本当は名前を変えたくないわけですので、今回、夫が改姓によって喪失感があるだろうという想像はつきました。そのため、彼がポジティブにはなれなくても、せめて後悔しなくて済むようサポートをするのが、変えてもらった側の最低限できることだからです。
家庭により考え方はさまざまではありますが、「女性が変えるのが当たり前」と決めつけるのではなく、名前で揉めずに双方ができる限り気持ちよくポジティブに結婚できる世の中にしていきたいですよね。
そのためにも夫婦別姓という第三の選択肢が取れるように早くなってほしいと私は思います。
<文/ちーちょろす>