https://twitter.com/futeki_tbs/status/1759533477052240240/
『不適切にもほどがある!』では過激な発言は珍しくないが、その中でもサカエの発言はあまりにも過激。「男性の同性愛者=女性からモテなかった非モテ男性」とドストレートに言っており、同性愛者をひどく否定するもの。
加えて、「モテない男性にはどれだけ馬鹿にしてもいい」という発言でもあり、あらゆる属性の男性を非難する内容と言っていい。
もちろん、サカエとしても未来のパートナーが同性愛者になると、キヨシが誕生する未来が失われる可能性があるため、ついつい口調が荒くなったのだろう。それでもやはり“家族愛”という言葉だけでは、素直に納得するには難しいほどエッジの効いたセリフだった。
また、フェミニストのサカエが我が子を守るために、冷静さを失ってぶっ飛んだことを次々と口走ってしまう、という面白シーンであることも理解している。サカエのマシンガントークを聞きながら「ひどいこと言うな」と頬が緩んだ。
とはいえ、「何だよ! 中二病って」と不満をあらわにする昌和だけではなく、キヨシや純子が何かしらのツッコみを入れていれば、モヤモヤ感を一切抱くことはなく素直に笑えていたと思う。
セリフ一つ一つに耳を傾けたくなる刺激的なドラマだからこそ、今後もどのようなセリフが飛び出すのか楽しみにしたい。
<文/望月悠木>
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):
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