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篠田麻里子×小池徹平のエロバカさに藤原紀香参入!エグみを増す鈴木おさむ引退作はなぜかマンガ原作もの/ドラマ『離婚しない男』

“ソフト老害”についての言及でも話題になっている鈴木おさむが放送作家、脚本家を引退すると宣言し、地上波連ドラ最後の脚本となる『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(テレビ朝日 土曜よる11時30分〜)がエロバカの度が過ぎて目が離せない。
『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』6話より© テレビ朝日

『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』6話より© テレビ朝日

悪嫁(篠田麻里子)と浮気男(小池徹平)の浮気場面のエグさと、サレ夫(伊藤淳史)の不憫(ふびん)さ。そして、後半戦、藤原紀香が胸の谷間もあらわに参加して、ますますエグみを増してきた。30分の短いドラマなのでさくっと見ることができるため、週末、ついつい見てしまうし、リアタイできなくても空いた時間に配信で続きを確認してしまう。

悪嫁の浮気証拠に必死のサレ夫だったが紀香登場で反転

藤原紀香 『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』5話より© テレビ朝日サレ夫こと岡谷渉(伊藤)が悪嫁こと綾香(篠田)に浮気されて離婚を決意、その際は愛娘の親権を獲得しようと奮闘努力する。離婚弁護士・財田トキ子(水野美紀)と業務提携している探偵・三砂裕(佐藤大樹)の後押しで、妻の不倫の現場に潜入し、証拠画像を必死に撮る姿はまさに満身創痍だったが、第6話に来て、状況がぐいっと反転した。 妻の横暴に忍従してきた渉が、隣に引っ越してきたやけに色っぽい竹場ナオミ(藤原紀香)によろめきはじめ、今度は綾香が証拠写真を撮影すべく、渉とナオミの危うい現場に潜入するのだ。逆転の構図。夫を愛してないとはっきり言いきり、大胆に浮気をしていても、夫がほかの女性によろめくことは許せない、それが女ごころのようだ。 藤原紀香 篠田麻里子『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』5話より© テレビ朝日

藤原紀香パワー、おそるべし

ヒットメーカー鈴木おさむはさすが、タイミングのみはらかいかたをよくわかっていらっしゃる。悪嫁を演じる篠田麻里子と、浮気相手役の小池徹平のあられもない行為と、それに苦しむ伊藤淳史、村西とおるふうのしゃべりかたをする水野美紀などの怪演、熱演がすごいとはいえ、そろそろ、パターン化しすぎてだれてしまうところであったが、ぐいっと引き止められた。藤原紀香パワー、おそるべし。 藤原紀香 『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』5話より© テレビ朝日映画『翔んで埼玉2〜琵琶湖より愛をこめて〜』の強烈な神戸市長役が好評だった藤原の登場で、色気とユーモアがさらに濃厚になった。正直いえば」、篠田も小池は色っぽいかというと、エロバカのほうが際立っているのだが、紀香はむせ返るような色香があって、佇(たたず)んでいるだけでコンプライアンス的に問題なのではという気にさせられる(褒めています)。
『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』7話より© テレビ朝日

『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』7話より© テレビ朝日

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秋元康・鈴木おさむ・福田雄一 バラエティー感覚の企画力で勝負の三大作家
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