前田敦子32歳、“母親としての決意”を明かす「重たい親にはなりたくないな」
「自分のやり方はなんだろう?」と考える
――自分の生き様をお子さんに見せるっていう先ほどの子育てにも通じますよね。
前田:そうですね。母はずっといろいろな挑戦をしていたから、自分も挑戦してみようみたいに思ってほしいんですよね。そうすると、夢を持ちやすい子になれるかも知れない。「夢なんか持つもんじゃない」という人もいますが、夢は持ってなんぼだと思います。じゃないと、可能性は本当に増えていかないなと。
わたしは行動力があるわけではないのですが、想像力はあるみたいです。想像から先に入りますね。そしたらそっちに自分がたぶん動いていっているんだと思うのですが、けっこうゆっくりなんですね。しかもちょっと面倒臭がり屋なので「よし、これもやる、あれもやる」みたいなタイプではないんです。だから、そういう人を見ているとすごいって思うのですが、それができないから「自分のやり方はなんだろう?」みたいに考えます。
そうやってのろのろとそっちに動いて行っているんです。「あ、動けているな、今」って感じるきっかけみたいなのが、たびたびあるみたいな。そういう感覚でなんとなくできていくのが、今のわたしです。
<取材・文/トキタタカシ 撮影/塚本桃>






