出産を経て復帰した石原さとみが主演で、初の検事役に挑む『Destiny』(テレビ朝日系、火曜よる9時~/4月9日スタート)も気になります。
「私たち友だちでいようね、永遠に」という大学時代の仲間との約束を打ち砕く、ある人物の死。それから12年が経ち、検事となった奏(石原さとみ)が、かつての恋人・野木真樹(亀梨和也)や仲間たちとの再会をきっかけに、封印してきた過去や疑念と対峙していくサスペンスラブストーリーです。
脚本は人間ドラマの名手、『涙そうそう』の吉田紀子氏
脚本を手掛けるのは吉田紀子氏。『Dr.コトー診療所』シリーズ(2003年~)が代表作です。そのほか『恋を何年休んでいますか』(2001年)、映画『涙そうそう』(2006年)、『その女、ジルバ』(2021年)、『さまよう刃』(2021年)、『リエゾン -こどものこころ診療所-』(2023年)など。さまざまなジャンルにおいて、リアリティのある登場人物設計で、説得力のある人間ドラマを描いてきました。
サスペンスもラブストーリーも手掛けてきた吉田氏が、どんな物語を紡いでくれるのか。主人公・奏の「大学時代の事件」、20年前の「父の死の真相」、仲間たちの秘密の顔と恋人との再会。バラバラに見える出来事が一本の線でつながっていく重厚な展開に、“現代を生きる等身大のヒロイン”がどう向き合うのか、目が離せそうにありません。