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肉は洗っていい?意外とやってる、食中毒を引き起こすNG調理

肉のトレイを洗う、調理箸の使い回しも要注意

生肉そのものの他にも気をつけるべきものがあります。 ひとつは生肉が乗っていたトレイです。生肉に付着していた菌がトレイにも移っている可能性が高いので、これも水洗いは危険だそう。分別に出すために洗うという人もいるかもしれませんが、そのままゴミとして破棄するか、料理が終わってから洗ってしっかり乾燥させるというのが望ましいみたいです。めんどくさいですね…。 また、「調理中の調理箸やトングを生もの用と分けて使用することも予防のひとつ」(東京都保健医療局)とのこと。生肉には専用の調理箸やトングを使うようにして、包丁やまな板もこまめに洗剤で洗うことが薦められています。 順序として、まずサラダなどの生モノを切って、そのあと肉を切ったら包丁・まな板を洗う、という習慣をつけるとよさそうです。
包丁

同じものを洗わないまま使いがちなので気をつけて!

冷蔵庫や買い物袋では、肉から出る汁に注意

シンク以外に、冷蔵庫や買い物袋を介した二次感染もあり得ます。 冷蔵庫内で肉の汁が漏れて、他の食品に付着してしまうことがあるので、「生肉はビニール袋や容器に入れる」(厚生労働省)ように注意喚起されています。また、買い物のときに、お肉のパックを薄いビニールに入れたとしても、外袋自体を他と分けたほうがよさそうですね。 生肉を直接触るとき以外でも、シンクや冷蔵庫は定期的に掃除して、きれいに保つことが大切。まぁ、わかっちゃいるけど、ついサボっちゃうんですよね…。
シンク

シンクの食材が触れる部分は、掃除をサボらず清潔に保つことが大切

湿気や熱さのせいで食べ物の足が速くなる時期。見逃しがちな菌やウイルスの感染にも対策を忘れず、安全にも注意しておいしい料理を作りたいですね。 <文/織田繭 写真/PAKUTASO>
織田 繭
製薬会社でMRを4年間経験。「自分がやりたかったことはこの仕事なのか」と疑問に感じ、悩んだ結果、幼少期からの夢だった「文筆家」を目指すことを決意し、退職。2021年にライターに転身
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