29歳俳優、30代を目前に意気込み「俺に憧れてこの世界に入った後輩が増えてきたので…」
誰も届かない領域にいる存在であり続けたい
――ちょうど2年前にお話を聞いたときもカッコいい大人になりたいと言われていて、その際「満点が5のパラメーターがあるとしたら、全部4」とも言われていましたが、今はどうでしょうか?
佐藤:変わらずです。ちょうど2か月くらい前に居酒屋かどこかで誰かに同じことを言った覚えがあります、結局俺は5と言えるものがなく、4なんだと。変わらずですね(笑)。
ただ、前にも言ったかも知れないですが、自分で5だなと判断しちゃったら、そこでもう終わりでもあるんですよね。それって天狗以外、何ものでもいないと思うので、ずっと4でいいんです。満足し続けない状態でいることが大事かなと、今は思います。
――30代を前に今目指していることは何でしょうか?
佐藤:8の倍数だったか、24で体力落ちるよと言われてきたのですが、俺、むしろどんどん身体能力が上がって来ていて(笑)。30代は20代以上に活動的になれればいいし、そうなるだろうなと思っています。
だから役者としての精度を上げつつ、脚本・演出はまだ始めたばっかりなので、そこを徐々に伸ばしていきたいなと思っているところですかね。あとは後輩にあこがれられる先輩でい続けるために、逆に言えば誰も届かない領域にいる存在でい続けたい。どんどん伸びていきたいです。
<取材・文/トキタタカシ 撮影/塚本桃 ヘアメイク/古橋香奈子 スタイリスト/吉田ナオキ>
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