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春ドラマ俳優ベスト5。“泣かせまくり”仲野太賀も凄かったけど、今クールのダントツNo.1は

梅雨というか真夏?! という暑さのなか、春クールのドラマが続々最終回を迎えています。この3カ月間の春ドラマで、私たちを楽しませてくれた俳優たちをご紹介します。 ※以下、紹介する各ドラマの最新話までのネタバレを含みます。

眞栄田郷敦/『366日』

366日

画像:フジテレビ『366日』公式サイトより

記憶障害をテーマにしたドラマが多かった今期ドラマのなかで、繊細な表現が秀逸だと感じたのが『366日』(フジテレビ系)の眞栄田郷敦です。高校時代に恋に落ちた主人公・雪平明日香(広瀬アリス)と12年ぶりに再会。交際することになったのに、不慮の事故により高次脳機能障害になった青年・水野遥斗(はると)を演じました。 高校時代から事故に遭うまでは、活発で優しい好青年だった遥斗。しかし事故で記憶を失ったことに戸惑い、自分に自信がもてず、人が変わってしまったように大人しくなった遥斗。彼の根本にある優しい人柄を感じさせながらも、場面に合わせて完璧に演じ分けた眞栄田の手腕が素晴らしかったです。
ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(2022年)における若手ディレクター役の際にも感じましたが、眞栄田は不安定な心情を表現するのが上手い! 特に意識を取り戻して困惑していたなかで、父親とキャッチボールをしながら「お父さん……」と口にしたシーンは印象的でした。8月9日より公開予定の映画『ブルーピリオド』では、1枚の絵に魅せられて国内最難関の美大を目指す主人公を演じます。眞栄田の新たな一面が観られると思うと、今から楽しみです。

赤楚衛二/『Re:リベンジ-欲望の果てに-』

『Re:リベンジ-欲望の果てに-』に主演した赤楚衛二の“闇落ちっぷり”も凄まじかった。これまでの出演作では、朝ドラ『舞いあがれ!』で見せた心優しく温和なヒロインの幼馴染役や、『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』での役柄などで、真っ直ぐな好青年のイメージが強かった赤楚。今回は、まったく違う一面を見せてくれました
『Re:リベンジ-欲望の果てに-』

画像:フジテレビ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』公式サイトより

巨大な天堂記念病院における権力争いを勝ち抜き、理事まで上りつめた赤楚演じる天堂海斗。理事として病院を守ろうと尽力するも、徐々にその歯車は狂いはじめます。医療過誤を隠ぺいしたり、若手の医師を脅したり、記者時代の後輩の好意を利用したり――正義感の強かった海斗の顔が、どんどん歪んでいくのが分かるほどの豹変ぶりです。こんなにも悪い顔ができたのか! と驚かされました。 7月26日から公開の映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』では、坂本龍馬役で出演。過去の偉人たちが現世で政権を担うという奇抜な設定で、どんな風雲児を赤楚が演じるのか、ワクワクします。
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