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過去作では悪役を…朝ドラ『虎に翼』25歳俳優が「素晴らしい役を得た」と断言できるワケ

素晴らしい役を得たなと実感

『虎に翼』© NHK ちょっと細かい場面だと、第14週第66回も忘れがたい。判事補に昇格した寅子は毎日大忙し。帰宅時間は遅く、寝不足が続く。この日も居間で仕事をしたまま寝てしまった。そんな姉をちゃきっと起こすのは直明のモーニングルーティーン。  一声掛けて起きないなら、もう一度。「お姉ちゃん!」と声を張り上げ、寅子はびくっと目覚める。この一瞬の叩き起こしコールにも精魂込める三山の演技が晴れ晴れとして、すがすがしい。  家庭内のことがおろそかになっている寅子と真正面から向き合うのも直明だ。第15週第72回。新潟への異動が決まった寅子が帰宅する。家のことをあずかる猪爪花江(森田望智)と言い合いになり、直明がすかさずフォローに入る。  第73回、寅子は自分のどんな配慮が足りなかったのかと直明に聞く。直明は「ほんとうにささいな、ん? みたいな、ズレは結構あったかな」と正直に話す。この「ん?」の間合いが絶妙なのだが、初めて寅子に意見する場面について三山はインタビューでこう語る。 「あのときの場の雰囲気は、本当に本番だけで出た生の空気感だったと思います」(『ステラnet』インタビュー)。三山凌輝は、『虎に翼』で素晴らしい役を得たなと実感した。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役 “イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。 X:@1895cu
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