“体臭批判”で炎上した川口ゆりさんは「女子アナ」ではない…騒動につながった肩書問題
一人の女性が「男性の体臭は苦手」とSNS投稿しただけで、なぜここまでの騒動になってしまったのか?
8月8日、「ご事情あるなら本当にごめんなさいなんだけど。夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる。常に清潔な状態でいたいので1日数回シャワー、汗拭きシート、制汗剤においては一年中使うのだけど、多くの男性がそれくらいであってほしい…」とXに投稿した川口ゆりさん(現在は削除して謝罪)。
3万いいね!を集めた一方、「男性差別だ」などと炎上し、滝沢ガレソ氏が「女子アナが炎上」と投稿したことで、大拡散されてしまいました。
「アナウンサーなら公正な発言をすべき」「男性アナが女性の体臭を批判したら即クビだ」という批判も多く、“公共の場で発言するアナウンサー”のイメージが炎上の一因になった面はあるでしょう。11日には所属事務所が契約解除を発表し、今度は「厳しすぎる」「かわいそう」との声がわきおこっています。
この騒動を多くのWebメディアが記事にしていますが、すべて「フリーアナウンサー」「女子アナ」「川口アナ」等とし、芸能人と同じく敬称略で「川口ゆり」とも書いています。
でも、川口さんは一般的な意味での「アナウンサー」なのでしょうか?
ご本人がインタビュー等で語っている経歴によると、ラジオやテレビでのアナウンス経験はなく、「イベント企画&司会業」などの肩書が近いと思われます。
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・北海道出身の29歳。
・新卒で旅行会社勤務。ファッションEC×TECH企業に転職
・2019年に上京し、独立。フリーで広報、ライター、モデル、イベント企画、研修講師
・“アナウンサー”としての仕事は、結婚式の司会、北海道庁主催のシンポジウムや歌まつりでの司会、ベンチャー企業系イベントでの司会、など
(※元所属事務所プロフィール、Webサイト「U-29」でのインタビューより)
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ちなみに、【アナウンサー】の定義は、①ラジオやテレビでニュースを読んだり、司会・実況などをしたりする人
②競技場や駅などで、放送により伝達・告知する係(岩波書店『広辞苑』より)。川口さんは②にカスらなくもないので「アナウンサー」はウソではないけれど、盛った表現ではあるでしょう。
「アナウンサー」の肩書が炎上の一因に
「アナ」というより「イベント企画&司会業」?
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