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無印良品の人気「不揃いバウム」“そろったバウム”はどこに?直撃に“意外な答え”

 少し前にXで無印良品の「不揃いバウム」について、「揃ったバウムはどこで売っているのか……」という投稿が話題になっていました。
無印良品の店舗

写真はイメージです(slyellow – stock.adobe.com)

 たしかに近年フードロスが問題になっていることもあり、「訳あり商品」として「割れてしまったおかき」「ロールケーキ切り落とし部分」などが少し安価に販売されていることがあります。 「不揃い」と記載があることもあり、「揃っているバージョンも存在する」と思い込んでいた方も多いのではないでしょうか。

「揃ったバウムは存在しない」

無印良品「不揃いバウム」 無印良品の担当者に聞いてみると、 「『不揃い』の意味としては、焦げ目や丸みの違いのことを指しております。不揃いのものも余さずに商品化しているという意味で、『揃ったバウム』という商品はございません。  現在、バウムの製法は筒状に焼いたバウムを等分して棒状にした後、7等分してスティック状に切っています。ただ、その過程で焼き色や焦げ目、丸みの形や崩れてしまう部分など『不揃い』になってしまう部分もあります。  捨てられることもありましたが、商品の質は変わらないこともあり売ることになったのです。廃棄が減ったことでコストダウンが実現し、価格を抑えて提供できるようになりました」(無印良品担当者)  そして2017年11月の発売以降、累計で約1億4000万本も売れたヒット商品に!あえて商品名に「不揃い」をつけたのも良かったのかもしれません。

「無選別 クランベリーヨーグルトチョコ」の「無選別」とは?

無印良品「無選別 クランベリーヨーグルトチョコ」

無選別 クランベリーヨーグルトチョコ 220円(税込)

 同じ系統だと、「無選別 クランベリーヨーグルトチョコ」の「無選別」も気になります。 「無選別とは、クランベリーの粒の大きさを揃えるための選別はしていないということです。サイズの選別をしないことで無駄が少なくなるように原料を使うことになるので、廃棄の削減につながっています」(無印良品担当者)  この商品は消費者としても特に「サイズが同じであってほしい」とは思わないもの。むしろ、大きいものや小さいものなどバリエーションがあったほうが楽しいかもしれませんね。
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「フリーカット するめシート」が「フリーカット」であるワケとは
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