「次の瞬間、『
仕事が命と言っていたのはウソか!』と父は大激怒。予想外の反応に、一瞬、思考が停止しました」
「父は、『
俺はいろいろ考えて、そういう人生もアリかと腹を括ってお前を出迎えたのにコロコロ変わりやがって』『お前の仕事への熱意はそんなもんか!』など、次々と不満を口にします。
実家は古い木造の一戸建て。換気のため開け放している窓もある状態でした」
どう収拾をつければいいのか戸惑っていると、LINEの通知音が。嫌な予感がしてLINEを見ると、彼氏からのメッセージでした。

「
ごめん、いったん帰るね」という文字に、思わず玄関から飛び出した未希さん。
けれどもう、そこに彼氏の姿はありませんでした。
「すぐに電話もかけましたが、ずっと話し中。すぐに実家を飛び出し、彼氏の元へ向かいました。でもその日、彼氏は自宅マンションへ戻って来なかったのです。そして、LINEも既読にならず、音信不通になりました」
数日後、漣さんから「
僕には、あんなに結婚に反対しているお父さんを説得できるだけの勇気も気力もないです。ごめんなさい」というメッセージが送られてきましたが、未希さんからはまったく連絡がつかずそのまま破局。
「またまた父と大ゲンカになりました。怖気づいた彼氏にも腹が立ちますし、事前に彼氏のことや帰省することを伝えず実家に帰った自分の行動にも問題があったとは思います。
だから
反省すべき部分もあるとは思いますが……もうしばらく実家には帰省しないと誓いました」
誰かのことを思って行動したとき、予想していた反応や結果とは違うこともあるかもしれません。たとえ相手が家族や身近な人であっても、考え方や想いを見極めることは難しいもの。
コミュニケーションをしっかりと取りながら、上手にお付き合いしたいものですね。
【他のエピソードを読む】⇒
「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ
【あなたの体験談を募集しています!】⇒
心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック
<文/山内良子>
山内良子
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意。