秋ドラマから『ドクターX』に続く「テレ朝のドル箱」が生まれた理由。35歳新婚俳優の現在地に関係アリか
岡田将生自身がシリーズ化を熱望していた…!?
2022年当時すでに、『ドクターX』が遠くないうちにシリーズ完結するだろうという噂が持ち上がっていましたので、テレ朝としては人気脚本家である中園ミホ氏が携わる、新たなドル箱シリーズを生み出したいという算段があったように感じます。 一方主演の岡田さんは、先ほど紹介したインタビューの発言を踏まえると、彼自身もシリーズ化を望んでいたことがわかります。 現在35歳で“若手イケメン俳優”から“演技派中堅俳優”と言えるポジションになりましたが、これからもずっと役者を生業(なりわい)にしていくにあたって、40代になっても演じられて、堂々と代表作と言えるシリーズものを作っておきたかったのかもしれません。 高畑さんとの結婚もありましたので、安定して長年演じ続けられる役者としての“柱”を欲していたタイミングだったのではないでしょうか。
第3シリーズもほぼ確定か
とはいえ、本当に続編が実現したのは、第1シリーズが大好評だったことが大きいのは言わずもがな。いくらテレ朝や主演俳優が続編制作に乗り気だったとしても、前作がヒットしていなければ、シリーズ化はしなかったでしょう。 そう考えると、第2シリーズまで絶好調を維持したので、現時点ですでに第3シリーズ制作も大いに期待できるはず。テレ朝にとって『ザ・トラベルナース』が新たなドル箱になる可能性は非常に高いのです。 <文/堺屋大地>
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi