――2024年はテレビで姿を観ない日はないほど大変充実された一年だったと思いますが、この現状をどう受け止めていますか?
村重:さまざまなことに挑戦させていただきました。俳優のお仕事も何回かやらせていただきましたし、プロデュース業なども、分かりやすく村重を覚えていただいていると自分でも実感できた一年でした。それ以前は「村重?」となることがままありましたが、ロケをしていても村重の存在がみなさんに認知されてきていることを強く実感をした一年でした。
――バラエティ番組で村重さんの食レポを観たことがありますが、レポートの基本を抑えつつ、楽しそうにロケしている姿が印象的でした。
村重:それはうれしいです。テレビでのロケで意識していることのひとつに“村重らしさ”を絶対に忘れないようにしているんです。昨年は失った“品”を取り戻した一年でもあったのですが、そうは言っても明るさ、ハイテンションの“村重らしさ”を絶対に忘れたくないので、どのジャンルのお仕事をしていても「村重がいると明るくなるよね」と言われるようにマストで心がけています。なので、年齢的に大人になりつつも、村重独自の大人っぽさで頑張った一年でした。
――プロデュース業では、インナーウェアブランド「TOLEETY」が半年経過されたと思いますが、現状いかがですか?
村重:ブラのプロデュースはそれまでコンプレックスだったものを反対に長所に変え、それを掲げたブランドだったんです。プロデューサーという立場で考えるとお笑いの要素がゼロなので、わたしみたいにコンプレックスを持っている方がどれだけ前向きになれるか、どれだけ背中を押せるかを考えながら仕事をしていかないといけない。
わたしはまだ26歳ですが、わたしよりも若い方たち、反対にわたしよりももっと年上の方たちと意見をすり合わせながらひとつのモノを作ることって難しいんだなと思いました。人それぞれ意見がありますし、でもその中でブランドを作っていくことで、またひとつ大人になれた気がしています。
――ご自身の成長にもつながったという。
村重:今までは自分の意見が、という感じでしたが、「そういう考え方もあるのか」と思うようになりました。いろいろな人の意見をとり入れながらものを作り、それが終わったあと、今までは世間の声をとても気になっていたのに「そういう意見もあるよね」と思えるようになったんです。
――今年はどんな一年にしたいですか?
村重:この3年はみんなもびっくりするくらいの快進撃の一年だったと思います。48側も「村重が? あいつが?」と驚かせるくらいの年月だったので、次はひとまずキープの年にしたいと思っています。
現状維持と言っても忙しく、そんな毎日がとても幸せなんです。これを維持してもっともっとタレントとして上に行きたいです。誰々のようになりたいというのではなく、村重というブランドを確立させたいです!
<取材・文/トキタタカシ 撮影/塚本桃>
トキタタカシ
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、
インスタグラムにて写真レポートを行うことも。