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バラエティで昨年大ブレイクのHKT48元メンバーが明かす「絶対に忘れたくないこと」

 HKT48の元メンバーで、バラエティを中心にモデルとしても活躍中の村重杏奈さん(26歳)が、公開中のホラー映画『悪鬼のウイルス』に出演しました。惨劇に見舞われる主人公・茅野日名子役を、体当たりで演じています。 村重杏奈 村重さんにとって本作は、映画初出演、初主演。普段バラエティ番組で見せる元気いっぱいの明るい笑顔を封印して挑み、「今回はいい意味で“村重らしさ”がない作品になりました」と言います。お話を聞きました。

いい意味で“村重らしさ”がない作品に

映画『悪鬼のウイルス』

©2025二宮敦人・TOブックス/映画『悪鬼のウイルス』製作委員会

――本作は、映画初出演にして初主演作となりましたが、まずはファンの方にはどのように受け取ってほしいですか? 村重杏奈(以下、村重):今回はいい意味で“村重らしさ”がない作品になったと言いますか、なるべく“村重らしさ”を出さないように頑張った作品でもあるので、バラエティ番組とはまったく違う一面が出ているなと自分で観ていても思いました。なのでその部分を楽しんでほしいですし、作品としてはドロドロした人間関係のドラマ、特に三角関係、四角関係などは若い人は観ていて重なるところもあるのかなと思っています。 ――確かに人間関係の描写は、“あるある”みたいな共感を誘うかもしれませんね。 村重:そうですね。年配の方にとっては自分にも似たような若気の至りがあったなど、昔の感情を思い出させるような作品にもなっていると思います。悪ノリで始まって痛い目に遭うくだりは、今の時代に訴えるものがあると思うんです。悪ノリといっても本当にやってはダメなこともあるので、若者の好奇心を抑えるような作品にもなっているのかなと思います。 ――日名子というキャラクターについては、どのように解釈して演じられましたか? 村重:日名子は村重とは正反対のキャラクターで、女の子らしいところがあり、ちょっと腹黒いところもあるんです。会ったこともないタイプの人間像だったので、演じる上で想像もつかなかったです。演じていて思ったことは、日名子は恐怖の中にも上品さが必要で、わたしは品があるほうじゃなかったので(笑)、怖い状況下でも品を保つことが大変でした。

「演じることを辞めないでほしい」の言葉に

村重杏奈――初めての現場での不安要素は、どのように乗り越えたのですか? 村重:不安なことばかりでしたが、松野友喜人監督が一緒の取材のときに「村重さんは撮影期間中にバラエティ番組も収録しながら、日名子になった瞬間に目つきが変わり、パッと役に変われるポテンシャルが高かったです」と言ってくださって。そんなに不安に思うことはなかったんだなと。お芝居は難しかったけれど、とてもよかったなと思いました。 ――別の取材で俳優業よりもバラエティ番組を頑張っていきたいと言われていましたが、さまざまな表情が観られる村重さんの俳優業も楽しみにされているファンの方も多いのではないでしょうか。 村重:機会があればもちろん頑張りたいと思っています。わたしはやってみてダメだなと思うときは退くのですが、何でも一度はやってみるんです。今回俳優のお仕事をしてみてわからないことが多かったのですが、スタッフさんたちが「演じることを辞めないでほしい」と言ってくださって。そんなこと初めて言われたんですよ。もしかしたらポテンシャルがあるのかなと思ったりしたので(笑)、誰かが可能性を感じてくださるのなら、それに応えていきたいと思っています。
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認知されてきていることを実感した一年
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