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35歳俳優の“ヘアスタイル”がどうしても気になってしまうワケ。デビュー当初、大ヒット朝ドラ、最新作までの変遷をたどる

 ヘアスタイルの細かさで考える岡田将生の魅力がある。毎週日曜日よる9時から放送されている『御上先生』(TBS)は、まさにその好例である。
『御上先生』(TBS)公式ページより

『御上先生』(TBS)公式ページより

 岡田が演じる文部省の官僚役の髪型、それもその分け目がどうも気になる。気になるからには、何かある。岡田が演じる役のヘアスタイルにはそういう不思議がある気がする。  男性俳優の演技を独自視点で分析するコラムニスト・加賀谷健が、岡田将生の分け目に注目して解説する。

やたら分け目くっきりな官僚役

 松坂桃李主演ドラマ『御上先生』に出演する岡田将生の髪型が、やたら分け目くっきりである。文部科学省の官僚役であり、相手に隙を見せないビジュアルを作るためなのか。超硬派な役人は、こうも完璧に髪を撫で付ける必要があるのかというくらい。  岡田が演じる槙野恭介の同期官僚である御上孝(松坂桃李)のほうは、全然分け目がくっきりしていない。それどころか、前髪あたりをいい感じに遊んでいる。どこの一般企業にもいそうな現代的ヘアスタイルだ。  第1話で御上と槙野が因縁の対面をする場面がある。ヘアスタイルの違いが歴然としている。ふたりの後輩官僚・津吹隼人を演じる櫻井海音も割りと撫で付けタイプだが、それでも今風なさわやかさは感じられる。なのに、岡田将生だけなぜ古風なのか。気になる。気になるからには、何か秘密がありそうなのだ。

髪型の変遷として追うドラマ作品

『オトメン(乙男)~夏~』DVD(TCエンタテインメント)

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 この槙野役の撫で付けた分け目ヘアーが、現代的ではなく古風なのかどうかはさておき、これまでに岡田が出演してきたドラマ作品を髪型の変遷として追うことは出来る。 『オトメン(乙男)~夏~』(フジテレビ、2009年)などデビュー当初は前髪がさらりと長かった。前髪をアップにしたくせ毛スタイルがイケメン過ぎた『リーガルハイ』(フジテレビ、2013年)が中間地点くらい。  初の朝ドラ出演作『なつぞら』(NHK総合、2019年)のリーゼントスタイルなどを経て、そこからマッシュカット系怒涛のバリエーションが現在までさまざまである。  槙野役と近似値の髪型だと、落語家役を演じた『昭和元禄落語心中』(NHK総合、2018年)がある。1970年代の時代設定と役柄の年齢に合わせた古風なヘアスタイルだが、槙野役ほどには分け目までくっきりはしていなかった。この分け目、なおさら気になるなぁ。
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今風のヘアスタイルが異質だった朝ドラ
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