「医師とドロドロ不倫の看護師コーデ」で人気女性誌が炎上。ゾンビや日本沈没で話題の着回し特集がスベったワケ
人気女性誌『CLASSY.』(光文社)が波紋を広げています。
恒例となっている着回しコーデの特集が「医師と結婚したすぎて院内の外科医とドロドロ院内不倫をするオペ看の着回しコーデ」という内容で「医療従事者をバカにしている」として炎上。同社は3月11日に公式HPで謝罪するという事態にまで発展しました。
2025年2月28日に発売された2025年4月号『CLASSY.』では、「オペ看護師が主人公! スカートしばりの着回しDIARY」として着回し企画を掲載しました。
これまでもたびたび特定の職業や独特のストーリーで着回し特集をしていた同誌。主人公の看護師役にはトラウデン直美さんが扮し、医者役にはお笑い芸人の三福エンターテイメントさんが登場。今回初めてとなる医療モノを取り上げ、実際に医療現場で撮影したことなど大々的に企画を組んでいたことがうかがえます。
しかし内容を見るとただの看護師の着回し特集ではなく、医師と結婚したい看護師が院内の外科医とドロドロの不倫をしているという設定。男女が薄暗い室内で手を繋いでいる写真など、不必要に不倫を押し出していました。
同誌が発売されるとSNSには「着回しコーデでわざわざ不倫を設定する意味がわからない」、「女性誌が不貞行為である不倫を推奨しているみたい」といった批判が多く寄せられていました。
また「医療従事者がみんな不倫をしているかのようでバカにしている」、「フィクションなら笑えるけど、細かいオペ看の設定や実際に医療現場で撮影してリアル感を出しているのが悪質」、「真面目に働いているのにまるでAVみたいにされて、こういうことが看護師に対するエロい偏見や現場でのトラブルにも繋がる」など、医療の現場に従事する当事者からも怒りの声が寄せられていました。
こうした批判を受け、3月11日には同誌は公式HPでお詫び文を掲載。「不適切で配慮に欠けるものでした」として謝罪するに至りました。
しかし「こんな短い謝罪で済ますつもり?」、「どこをどう配慮に欠けたのか理解していないのでは」とさらに批判を広げることに。いまだ事態の余波は収束していない様子です。
ドロドロ不倫をするオペ看護師の着回しコーデで炎上
日本沈没やゾンビなど過去に独特のファッション企画
女性誌の着回し特集と言えば、その季節に合ったスタイルやトレンドアイテムを組み合わせながらシチュエーションに沿った着回しを紹介する人気企画。“こういうときは何を着ればいいのか分かる”、“同じアイテムをシチュエーションによって着回せるコツを知りたい”などファッションの参考にする読者も多い企画です。 『CLASSY.』の着回し特集も人気企画となってきましたが、最近では洋服や着回しよりも設定やシチュエーション、ストーリーなどネタに走る傾向が強かったことも事実。ブラウンを着ないと祟られる!?👻
— CLASSY.編集部 (@classy_online) November 28, 2024
本日発売!CLASSY.1月号の着回しDiaryの舞台は因習村⚡️🌀
恋人の実家は熊神様を祀る村だった…🐻
一族の当主役は「地面師たち」で話題になった五頭岳夫さん、恋人役はONE N' ONLYのボーカル・沢村玲さんが熱演!
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「日本沈没の危機を知り奮闘する内閣府の特任防災アドバイザー女子の大人きれいめ着回しDiary」、「新年早々寒さにやられた雪女が人間からダウンジャケットをかけてもらえた日のコーデ」、「ゾンビの目をかいくぐって生きながらトレンドのオシャレを死守するアラサー女子1月の着回しDiary」などの企画を掲載してきました。