ボヤけた目元が激変!アイライナーだけで、自然なデカ目はつくれる
「顔の比率を描き変える骨格補正メイク専門家」の池田曜央子(いけだ・ようこ)です。元設計士の私が考案した『骨格補正メイク』を、センス不要で理論的なメイク法として書籍などで発信しています。
一般向けメイクレッスンや、後進を育成する、資格講座なども開講しているのですが、今回はレッスンで素敵に変身した50代女性のアイメイク法をお伝えしたいと思います。
※アイテムは店舗により同じ商品がない場合や、既に販売終了している可能性があります。
Aさんは都内に勤める50代キャリア女性。専門職として講師を任されることも多く、先日フォトスタジオにてプロフィール写真を撮ったそう。実はそれが悩みのタネで、メイクを学ぶことを決意しました。
実際にその写真を見ると、キリッとしていて仕事ができそうな“理想の講師感”が出ていましたが、「息子から、プロフィール写真と実物が違いすぎない? と指摘されまして……。毎回メイクさんを頼むわけにもいかないし、自分でちゃんとメイクができるようにならなきゃなぁと思って来ました」とのことでした。
元々バランスが整っているAさんですが、パッと見てここを補正したら一気に変わるな、と思ったポイントは以下の3つでした。
1.肌の赤みを消す
2.眉の形を骨格に合わせる
3.アイラインをインサイドに入れる
今回はその中から、誰でも簡単に瞬時に目ヂカラUPが叶う「3.アイラインをインサイドに入れる」コツを中心に、おすすめアイテムについてもお届けしたいと思います。
早速ですが、「アイラインのインサイドって何?」という方のために解説しますね。
まつ毛の根元で、肌色の部分のことを「インサイド」と呼んでいます。この部分、私自身もそうですが年々見える範囲が広がっている人が多いようで、Aさんも正面から見えていました。きっとこの部分も年齢とともにたるむのではないか、と感じています。
でも! この肌色の部分が見える人はラッキーでもあるんです。なぜならこの部分にアイライナーを引けば、黒目の縦幅が拡張されて見えるので、まるでカラコンを入れたように目が大きく見えるのです。
Aさんも、目の印象がハッキリして、目ヂカラがグッと強くなりました。
インサイドラインは滲(にじ)みやすいので、アイライナー選びがとても重要です。出来るだけ速乾性があり滲みにくいリキッドアイライナーがおすすめで、私は公私共に「K-パレット 1DAY TATTOO リキッドアイライナー 01 メロウブラック」を愛用しています。
インサイドラインを上手に入れるコツは、軽く顎を上げて、鏡でまつ毛の根元がしっかり見えるようにしてから、リキッドタイプのアイライナーの筆でまつ毛とまつ毛の間を点打ちするように引くことです。
また、まつ毛の根元をより見えやすくするために、ビューラーでカールアップしておくことでさらに引きやすくなります。
マスカラの前にアイラインを引く人が多いと思いますが、私がおすすめする順序は以下のとおりです。
1.まつ毛外側(アウトサイド)のアイライン
2.まつ毛カールアップ&マスカラで固定(まつ毛の根元が見えやすくなる)
3.まつ毛根元(インサイド)のアイライン
※注意:詳しくは後述しますが、インサイドの粘膜を全部塗りつぶしてしまうと、マイボーム腺という油分の出口を塞ぎ、ドライアイなどの原因になる可能性もあります。インサイドを入れる時はできるだけ粘膜を避け、あくまでまつ毛とまつ毛の間を埋めるように点打ちして入れてください。
一気に変わるな、と思ったポイントは3つ
アイラインのインサイドって何?
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