続いて、まつ毛の上に入れるアイライナーのことを「インサイド」に対して「アウトサイド」と呼んでいるのですが、アウトサイドに入れるアイライナーについては、ブラウンやニュアンスカラーを使って抜け感のある今っぽさを出すのがポイントです。
大人は目ヂカラをUPさせつつ、かつ今っぽい抜け感を出すために、インサイドとアウトサイドではアイライナーを使い分けるのが池田流。私がよく使っているアウトサイド用のアイライナーは「KATE(ケイト) レアフィットジェルペンシルN BR-1」です。

KATE(ケイト) レアフィットジェルペンシルN BR-1>
一番ベーシックなブラウン。
繰り出しタイプのジェルライナーで、描いた直後なら綿棒などで形を微調整できるので失敗しにくくておすすめです。
このようにまつ毛の上下でアイライナーを使い分け、まつ毛をサンドイッチする方法を、私は「アイライナーのサンドイッチ工法」と呼んでいます。

目が大きくなると相対的に小顔効果も!
1dayレッスンで見違えるようになったAさんの感想は――。
「アイライナーの入れ方が目からウロコで、派手じゃないのに自然に目が大きくなり、相対的に顔が小さくなったように感じました。メイクでもっとキレイになれると実感できてとても嬉しかったです。もうプロフィール写真と違うなんて言わせません(笑)。自信を持って人前に出られるようにメイクの復習がんばります」

キリッとした講師感が素敵なAさん
最後に、インサイドラインを粘膜部分にまで塗ると、よりデカ目効果はあるのですが、前述した通りマイボーム腺を塞ぐという危険性も指摘されていますので注意が必要です。
私自身に関して言えば、正直、粘膜まで覆うようにガッツリとインサイドを入れることはありますが、それは撮影や講師登壇の日など“勝負の日”に限定しています。そしてその日はクレンジングもより丁寧に行っています。
具体的にお伝えすると、顔全体クレンジングの前に、まずは目元の部分クレンジングから始めます。やり方は、低刺激のクレンジングウォーター等を綿棒になじませ、擦らないようにまつ毛の根元にそっと当てて少しづつ落とすようにします。目元は危ないので丁寧に扱い、出来るだけ負担をかけないように注意して丁寧に落とすようにしてください。
おすすめのクレンジングウォーターは、「ビオデルマ」というフランス発ブランドです。

「ビオデルマ」というブランドのクレンジングウォーターが、私のおすすめ
年々まぶたが下がってきて目の印象が弱くなってくる大人世代には、この目ヂカラUPするアイラインのインサイドとサンドイッチテクニック、ぜひ取り入れていただき、毎日のメイクを楽しんでいただけると嬉しいです。
<文・写真/池田 曜央子>
池田曜央子
(いけだ・ようこ)メイク講師。骨格補正メイク考案。一般社団法人
日本骨格バランス協会代表理事。
1977年生まれ、青山学院大学経済学部卒業。建築士だった38歳のころ、愛犬の事故死でうつ状態に陥り、糖質依存となり15kgの激太り。外見差別を受けたことをきっかけに、美容・ファッションなどを学び、メイク講師として活動を開始。輪郭と顔パーツを数値で分析、骨格や年齢による変化を補正し、好印象な美人に近づける独自の「骨格補正メイク」を考案。メイク講座やスキンケア講座などで1000名を超える女性を変身させる。43歳で-17kgのダイエットも成功させ、ミセスコンテストで特別賞受賞。著書『
骨格補正メイク 顔の比率を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社) Instagram:
@ikeda.makeup ブログ