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「失礼すぎます!」下階の住人に大激怒されたマンショントラブル/びっくり体験人気記事

「失礼すぎます!」階下の女性が激怒したワケ

 管理会社がすぐに対応してくれたこともあり、その日のうちに水漏れについては一件落着したのですが、夜になって突然健斗さんの家のチャイムが鳴ります。 「失礼すぎます!」階下の女性が激怒したワケ「インターフォンで確認したらさっき謝罪に行った階下の女性でした。出てみると、かなり怒った様子で僕が持っていった菓子折りを突き返して来たんです。それで『これ、何のつもりですか? 失礼すぎます!』と言われて驚いてしまって」  一度開けて包み直されていた様子の包装紙を慌てて剥がしてみると、白黒結び切りに「御供(ごくう)」と書かれた“のし”が顔を出したのです。それを見た健斗さんはまさに顔面蒼白。 「その菓子折りは遠方の友人が香典代わりに送ってくれたもので、内のしが付けられていたんです。葬式後のゴタゴタで中身を確認せずに放置していたので忘れていて…。謝罪に向かう時はそんなことを考える余裕もなく必死だったので気づかなかったんです」  パニック状態だったとはいえ、そんなことは階下の女性が知るわけもなく、健斗さんはただただ謝罪を繰り返すことしかできませんでした。

気まずくて、引っ越しも考える日々

噂が広まりヒソヒソされる日々「後日別の菓子折りを持って改めて謝罪に行ったのですが、相手は不機嫌そうなまま…当然ですよね。水漏れさせたうえに失礼なことをしてしまったんですから…」  さらに、周囲の住人にも水漏れ+御供事件が知れ渡ってしまったようで、ヒソヒソされているように思えてきました。ちょっとそれは考えすぎでは…という気もしてきますが、きっと健斗さんはマジメな人なんでしょうね。 「完全に僕に落ち度があるのですが、流石に母を亡くしたショックの上でこの状態は耐えられそうにありません。もう少し落ち着いたら引っ越すことも考えていますが、母との思い出があるマンションでもありますし…」  様々なことが重なり偶発的に起きてしまったご近所とのトラブル。健斗さんと女性の関係はまだ良い方向に進む気配がなく、今後どうしていくべきなのか模索中とのことでした。 <文/大杉沙樹>
大杉沙樹
わんぱく2児の母親というお仕事と、ライターを掛け持ちするアラフォー女子。昨今の情勢でアジアに単身赴任中の夫は帰国できず。家族団欒夢見てがんばってます。
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