――大胆なキャリアチェンジをしている印象です。キャリアチェンジにおける指針はありますか。
野田さん:キャリア形成に悩んだことはなく、目の前に選択肢が出て初めて選んでいます。選択の基準は「楽しいか」「ワクワクするか」でしょうか。「苦労は買ってでもして、しっかり悩んで得た成功でなければ意味がない」という考えを否定するつもりはありませんが、私はそういったタイプではなくて。
それに、「楽しい方を選べば、希望や願いは大体叶う」という成功体験を積み重ねてきたので、子供のころから今までその選択基準は変わらないですね。モデルとして活動を始めたことも戸惑いはありませんでした。求められる場所でできることを精いっぱいしようという気持ちは、どこで何をしていてもありますね。
グレイヘアをすてきに保つ方が染めるよりもっと面倒かも(笑)
――きれいなグレイヘアを保つ秘訣があれば教えてください。
野田さん:よく「染めるのが面倒臭いから、グレイヘアにする」という話を耳にしますね。でも、すてきなグレイヘアを保つ方がもっと面倒かもしれません(笑)
大切なのは、とにかくヘアスタイルです。色味は私のようなほぼ白一色であっても、まだらであってもいいんです。それよりも、ヘアスタイルが決まっていないと、今ひとつの印象を与えてしまいます。
ちなみに私は人とかぶらないスタイルにしたいので、あえて一部を刈り上げています。3週間に一度くらいの頻度で髪を刈り上げて、いつ仕事のお声が掛かっても大丈夫なように維持しています。
――更年期や体力の低下など、体調の変化とどのように向き合っていますか?

野田さん:おかげさまで、大きな不調や衰えはありません。好きに楽しく生きているから、昔よりも元気なくらい!
ですが、視力は大幅に下がっています。50歳くらいから老眼が始まって、眼鏡がないとスマホの画面も見られないくらい。今は眼鏡のモデルのお仕事をした際に、勧めていただいたものを着用しています。フレームがおしゃれな7角形で、レンズの作りから目が大きく見えるんです。
この眼鏡は今や、私のトレードマークにもなっています。ですので、いいアイテムと出会うことが、悩みや課題を解決できる方法かもしれません。