朝ドラから『全裸監督』まで──キャリア20年、26歳女優が語る“大爆笑できるホラー映画”
朝ドラは視聴者のみなさんと一緒に役を深めていける
――ほかのことも聞かせてください。子役時代から活動されてきた恒松さんですが、連続テレビ小説に2作品(『まれ』『おかえりモネ』)出演されています。俳優の皆さんが多くの方に見てもらうきっかけになると語る朝ドラへの出演を通じて、俳優として変化や反響を感じましたか?
恒松:やはり、幅広い方に見てもらえますし、感想も多くいただきました。それに朝ドラは1年間という長期撮影の中で、主人公の人生だけでなく、周りにいる人物たちの人生も、色濃く描かれるのが特徴のひとつだと思います。
たとえば映画の場合、お客さんは2時間という限られた時間で作品に共感しながら観ていってくださるわけですが、朝ドラでは放送期間中、視聴者の方々がその役に共感しながら、私と一緒に考え深めていけるような気がします。
――なるほど! 『おかえりモネ』が放送された2021年は、『全裸監督 シーズン2』でも高い評価を得ました。こちらも大変な反響があったと思いますが、視聴者層は全く違ったかと。
恒松:そうですね。こちらでも多くの感想をいただきました。本当にたくさんの方に知っていただけた年だったなと思います。
ピンクで気分をプラス!恒松祐里のハッピーなこだわり
――最近では『ガンニバル シーズン2』の妖艶さも素晴らしかったですが、Instagramでは恒松さんの素顔をうかがい知ることができます。
恒松:Instagramはただ好きなことをやっています。自分で作った手芸を載せたり、好きな服を載せたり、テーマパークに行ったときの写真を載せたり。ただの恒松祐里。普通の楽しいSNSです。
――小物や洋服はPOPなものがお好きですか?
恒松:そうですね。元気になれるので。ピンクとか。ちょっと気分が落ちているときでも、ピンクなどを着ると「今日もがんばるぞ!」となりますし。まあ、落ちてなくても早朝の撮影のとき無意識にピンクの靴下を履いて出かけていますけど(笑)。
でもそれで自然と「シャキ!」となるし、ハッピーな気分になれるので。それって重要だなと思います。
<取材・文・撮影/望月ふみ スタイリスト/武久真理江 ヘアメイク/横山雷志郎>
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望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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