
画像:ニベア花王株式会社 プレスリリースより(PRTIMES)
ここ最近では、リアクションやアドリブのうまさも評価され始めているが、他の芸人に比べて飛び抜けた才能を持っているとは言い難い。一部の番組で毒舌キャラを展開しているが、浸透しているとは言えないだろう。
そんなやす子が、どうやってキャラ変すれば、今後も世間に飽きられずに成功できるのだろうか?
参考になるのは、芸のタイプは違うがイモトアヤコなのではないかと考える。イモトは、芸人デビューして間もなく、2007年から『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に“珍獣ハンター”として出演。
体を張ったロケで大ブレイクし、2009年には『24時間テレビ32』(日本テレビ系)でチャリティーマラソンランナーを務めている。やす子と同じく好感度を武器にしていた女性芸人で、今でもしっかりと活躍しているところだ。
イモトは芸人以外の仕事にも積極的で、2010年には『99年の愛~JAPANESE AMERICANS~』(TBS系)にて女優デビュー。『家売るオンナ』(日本テレビ系)、『下町ロケット』(TBS系)などヒット作にも出演し、一定の評価を受けている。
やす子は演技がどこまでできるか不明だが、キャラ変をイメージ付けるには女優業への挑戦もある。

画像:磐田市役所 プレスリリースより(PRTIMES)
また、イモトは『イッテQ!』の企画で登山キャラが根付いており、しっかり実績も残している。やす子は自衛隊出身の体力を見せるためにも、誰もやりたがらないような過酷ロケに挑戦するのもありだ。イモトのように、限界ギリギリまで自分を追い込む企画なら、今の好感度も活かしたままキャラ変が可能だろう。
さて、ここまでやす子のキャラ変について真剣に考えてみたが、これだけ大ブレイクしているのでガラリと変更するのは困難だと考える。そういった意味でも、自分の良さを残しながら徐々に他業種に挑戦したイモトは、やす子にとって良いお手本になるだろう。
果たして、どんな形でやす子はキャラ変を行っていくのか?くれぐれも、慣れない毒舌を多用して失敗し、積み上げた好感度を壊すようなことはしないよう注意してほしい。
<文/ゆるま小林>
ゆるま 小林
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆