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「地震に弱い家」を見極める3つのポイント。木造建築でも“地震に強くする方法”はあった!

腕のいい工務店を見分ける方法は?

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写真はイメージ

 耐震等級、接合方法、パネルの選び方をチェックすれば地震に強い家を建てることができそうですが、「メーカーの言葉を鵜呑みにする工務店には注意が必要」だと言います。 「たとえばパネルですが、工務店の中にはハイベストウッドではなく、手の力で折れてしまうようなパネルをすすめてくる店も。その理由はハイベストウッドのほうが高いのと、パネルの強度を知らないから。手で簡単に折れてしまうにもかかわらず、メーカーの言葉を鵜呑みにして自分たちで検証していないんです。  それに、ハイベストウッドのほうが高いといってもコストの差は1枚数百円程度です。それなら手で折れちゃうパネルよりも、絶対にハイベストウッドを選びますよね?」  マイホームを任せても大丈夫な工務店かどうか、見分ける方法は? 「データやロジックをもとに説明できる工務店は、信頼できると思います。たとえば、省エネな家を作りますというなら、光熱費のデータをみせてもらう。データがない、検証していないならアウトです。検証しないと分からないこともありますし、省エネだと思っていても間違っていることも十分にありえます」

建売住宅の購入やリフォームで失敗しない方法

 建売住宅の購入を検討している方や、マイホームを建てた人向けのアドバイスも教えてもらいました。 「建売住宅の場合は購入する前に、建築を担当した会社が建てている現場を見学するのがおすすめです。少なくとも現場が汚いとか、資材の扱いが杜撰だとか、素人目に見ても現場環境や雰囲気がよくないときは、その会社が建てた物件は避けたほうがいい。  建売住宅は費用を抑えられる分、本当に地震に強い家に出会える可能性は低いですし、リスクもあります。たとえ高くとも、いい家は時間が経っても高値で売れやすいので、もし予算を増やせるなら注文住宅にしたほうがいいと思います」  では、すでにマイホームを持っている場合は? 「2000年よりも前の家に住んでいる方は、耐震性能をチェックしたうえで耐震補強をするといいですが、どうして費用がかかります。予算が少ない方は、屋根の修繕を行うタイミングで屋根の素材を軽いものに変えるだけでも揺れを軽減できます。また、子供が独立しているなら費用を抑えやすい平屋に建て替えるのも手です」 <取材・文/黒田知道>
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