フワちゃんの復帰は難しいが、ある人物の尽力があれば世間の風当たりは多少弱めることが期待できる。それは
『ゴッドタン』(テレビ東京系)や『罵倒村』(Netflix)を手がけてきたテレビプロデューサー・佐久間宣行氏だ。

『佐久間宣行のずるい仕事術――僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた』(ダイヤモンド社)
佐久間氏のYouTubeチャンネル『NOBROCK TV』では、『罵倒村』の特別映像として「
令和ロマン・くるまの罵倒村」と題した動画を投稿している。動画内ではオンラインカジノ問題で批判を浴びた髙比良くるまが、“謹慎の先輩”である加護亜依からいじられまくる様子が映し出された。
また、佐久間氏が手がけた『トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~』(Netflix)に、不倫騒動で世間を騒がせたアンジャッシュ・渡部建が出演した際には、不倫発覚後のエピソードを披露したり、共演者にけちょんけちょんにいじられたりなど、騒動を笑いに変えていた。
トラブルを起こした芸人をいじって負け顔を見せることで、視聴者の留飲を下げることが期待できる。髙比良たちと同様に、フワちゃんをいじる企画が制作されれば、復帰の足掛かりとなる可能性がある。
批判が相次いでいるものの、フワちゃんには評価されるべきポイントもある。それはきちんと自身の非を認めて謝罪していることだ。明らかな失言や問題行動があっても謝罪せず、うやむやにして“勝ち逃げ”を図ろうとする著名人は芸能界や政界などに多い中、今の時代に謝罪していることは誠実と言える。
フワちゃんの過ちは看過できないが、もう少し向かい風が弱まっても良いのではないか。フワちゃんの今後も同様に注目したい。
<文/浅村サルディ>
浅村サルディ
芸能ネタ、炎上ネタが主食。好きなホルモンはマキシマム ザ ホルモン。