
あくまで撮影用
――犬が好きじゃないお客さんがお店に来ることはありますか?
福崎:犬がいるとは知らないでお店に来る方も当然いらっしゃいますが、「犬がいるから帰る」ということは別にないです。
――飛び込みで初めてお店に来たお客さんも、当然いらっしゃると思います。そういう方たちは卯月ちゃんを見てどういう反応になることが多いですか?
福崎:だいたい、喜んでくれる方が多いです。まずびっくりして、「あ、いるんだ」「柴犬と一緒に飲むことができるんだ」みたいな(笑)。
――店内で卯月ちゃんとはどんなコミュニケーションが可能なのでしょうか。触ったりしても大丈夫?
福崎:どこを触っても大丈夫な子なので、もうお触りし放題、吸い放題です。
――お触りし放題(笑)! あと、吸い放題とは?
福崎:柴犬の匂いを楽しむために、どんどん“柴吸い(しばすい)”していただいて大丈夫です。店内は禁煙なのでたばこは吸えませんが、卯月はぜひ吸ってあげてください。

“お触りし放題、吸い放題”の卯月ちゃん
――お店では手づくり料理が楽しめるとのことですが、卯月ちゃんに食べさせてもよいのでしょうか?
福崎:いえ、卯月は人間の食べ物に手を出しません。人間の食べ物をあげないようにしていたら理解したのか、もう興味を示さなくなりました。

人間の食べ物には見向きもしない
――ああ、そうか。卯月ちゃんの生活ぶりから自然にルールが確立されていますね。
――お店は動物好き、犬好き、柴犬好きのお客さんが多いですか?
福崎:多いですね。「いつも、
SNSを見てました」「卯月ちゃんに会えて良かったです」という反響をよくいただきます。意外と地方からいらっしゃるお客様も多くて、仕事や観光で「東京に来たついでに来てみました」という方も少なくないです。
――初めて来たお客さんに卯月ちゃんは心を開いてくれますか? それとも、常連になったほうが心を開いてくれる?
福崎:ある程度の常連さんが来ると、やっぱり喜びますね。会ったら卯月が喜ぶような方は、実際に何人かいらっしゃいます。

「来てくれたんだ!」と卯月ちゃんがお客さんの来店に喜ぶことも
――会いに行ったら「来てくれたんだ」と卯月ちゃんがウェルカムの感情で喜んでくれるだなんて、そのお客さんはうれしいだろうなあ……! ちなみに、初めて行ったお客さんにはどんな態度になりますか?
福崎:普通に接しています。それまでカウンターに座っていても、お客様が来てソファに座れば隣につきますし、ソファ席に誰もいなくても店内にお客様がいたらとりあえずソファへ行くんですよ。
――定位置だから、“接客担当”としてソファにいてくれるんですね! そして、お客さんがソファに座ったら「あ、いらっしゃい」と卯月ちゃんもソファに行くという。
福崎:そうですね、はい。
――うわあ、最高ですね!
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“接客担当”の柴犬がいるsibar、最高すぎます! しっぽり飲んで、吸って(notたばこ)、卯月ちゃんに癒やされて、お腹も心も満たされる居心地の良い空間。いつか実際に遊びに行って、ソファ席へ直行したいです!
<取材・文/寺西ジャジューカ>