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「速乾はさすがに大袈裟」の声も…ワークマン「脱水するだけで速乾タオル」を徹底検証

脱水するだけで速乾って、どんな素材なの?

 普通のタオルは、脱水後に干して乾かす必要があります。この工程がなくなるなら、確かに嬉しいところ。  素材表示を見ると、綿57%・ポリエステル43%の2種類が記載されています。  綿は吸水性に優れ、肌触りがよい素材。ポリエステルは、速乾性が高く水を弾く素材なんだそう。この2つを組み合わせることで、バランスよく吸水性と速乾性を兼ね揃えているようです。また、パッケージには軽さも強調されていました。実際に手に取ると、ふんわりと軽い印象。  軽いということは、薄さもあります。タオルを光に透かすと、タオル全体から光がうっすらと差し込み、全体的に薄くその分、速乾性も期待できるのではと感じました。

洗濯機で洗って脱水してみた結果

 実際に、洗濯機で1枚だけ洗濯し、すすぎ5分+脱水3分で回してみました。  脱水後のタオルを触ると、ひんやりとした感触があり、「まだ濡れている?」と感じます。  洗濯機から出して、広げてみるとやはり所々濡れています。顔につけると、ひんやり冷たい感触。タオルは、オールシーズン使えるようですが、特に夏場に良いのかもしれません。また、薄さはありますが、柔らかく肌に馴染みます。  広げてみると、特に濡れている箇所はタオルのミミと呼ばれる部分でした。ミミと呼ばれる部分は、タオルを縦にした時に上下にあり、両端がほつれないように縫っている箇所のこと。ここには、水分を吸いやすい綿素材が使われているのでしょう。  結果、脱水を終えてすぐのタオルは、フワフワの乾燥状態にはなりませんでした。ただ、秋の晴れた日の室内で3時間干したところ、ほぼ乾いていました。扇風機を当てる、外干しをするなどの工夫で、さらに早く乾くでしょう。 「脱水するだけで速乾フェイスタオル」を普段使いにするには、素材自体が薄いので耐久性に少々不安を感じます。ただ、一般的なタオルよりは短い時間で乾くこと、軽さ・速乾性・持ち運びやすさとお値段を考えると、アウトドアや旅行、ジム用タオルとしてはかなり頼れる1枚だと思います。  筆者がワークマンに購入しに行った際には、カラーも豊富に選べる品揃えでした。気になる人はぜひ、使ってみてくださいね。 <撮影・文/木村ひかる>
木村ひかる
湘南在住の編集者/ライター。4人の子どもを出産後、独学でライターに転身。多数のメディアにコラムを寄稿している。「自分が読みたい記事」を書くのがモットー。 Twitter:@hikaru___kimura、Instagram:@hikaru.writer
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