“愛らしい赤ちゃん”をアナウンサーが大真面目に実況したら…「見るだけで救われる」奇跡のエンタメが爆誕
愛くるしい赤ちゃんの動画に、くすりと笑えてあたたかい気持ちになる実況を、ニュース番組のような“プロアナウンサーの声”で添えた動画コンテンツ「実況ベイビー」。SNSで15億回再生のこの超人気コンテンツは、元テレビ東京アナウンサーの原田修佑さんが運営しています。
癒しと笑いを届ける実況ベイビーについて、どんな思いで運営をされているのか。原田さんに話を聞きました。
──「実況ベイビー」の動画には、どのような思いが込められているのでしょうか?
原田修佑さん(以下、原田):一番は「子ども、赤ちゃんの愛くるしさを全世界に届けたい」という思いです。そして、何よりも「誰も傷つけないコンテンツ」であることを大切にしています。動画を提供してくださった親御さん、将来このコンテンツを見返すお子さん、そして見てくれる視聴者の方、三者全員がハッピーになれるコンテンツを作ることを心がけています。
──そのような思いに至った経緯を教えてください。
原田:子どもの頃、学校生活になじめず辛い思いをした経験があります。そんな時に支えになってくれたのがテレビをはじめとするエンタメでした。エンタメに救われたからこそ、今度は自分が、子どもや親御さんに「誰も傷つかない楽しいコンテンツ」を届けたい。笑顔や安心を生み出すきっかけになればという思いで、実況ベイビーをはじめ様々なコンテンツを作っています。
──動画を作るうえで大切にされていることはありますか?
原田:実況ベイビーでは、前向きな言葉選びを一番大切にしています。その子の今とこれからを応援する一人として関わり、家族が振り返ったときに「あの時は大変だったけど、愛おしい思い出だね」と笑顔になれる──そんなコンテンツになるよう心がけています。
──実況ベイビーは、コメント欄を読んでいるだけでも温かい気持ちになります。
原田:そうですね。まるでこどもの成長を一緒に応援している仲間のように感じます。コメントを通じて、お子さんの成長をみんなで応援し合える空気が生まれていると思います。子どもに優しい世界、子育てを支え合う輪が実況ベイビーを通じて少しずつ広がっていると信じています。
──よくイヤイヤ期の実況中継も上げられていて、思わずくすりと笑ってしまいます。育児の中で大変な時期のはずの「イヤイヤ期」も、実況がつくことで一つの成長として愛おしく見えてきます。
原田:私自身もイヤイヤ期で苦労しましたし、本当に大変な時期ですよね。ただ、実況を添えることで、その姿がどこか愛おしく見えたり、コミカルに感じられたりするんです。実際に親御さんからも「イヤイヤ期を乗り越えられそう」「これも成長の一環だと思えば楽しめる」といった前向きな声をいただきます。動画を通して「大変だけど楽しんでみようか」と思える人が少しでも増えたらうれしいです。
──実況をつける動画はどのように選ばれているのですか?
原田:選び方は2つあって、応募いただいた動画の中から選ぶパターンと、実況をつけたらかわいいだろうなという動画を僕が見つけて、親御さんに依頼をするパターンがあります。
僕のSNSが赤ちゃんの動画しか出てこないので、毎日たくさんの赤ちゃんを見ているんです(笑)。SNSにあがっている赤ちゃんの動画を見ていると、頭の中で勝手に実況が浮かんできます。「この実況面白そう」と思った時に、親御さんに「こんな実況がしたいんですけど、動画を拝借してもいいですか」と連絡させていただいています。みなさん快諾していただけて、すごくありがたいです。
親御さんから届く動画は、どれも可愛くて選ぶのが大変なのですが、その中でも特に「物語がつけられる動画」や「動きがある動画」を選ぶようにしています。

「実況ベイビー」を運営する、元テレビ東京アナウンサーで株式会社Nicoli代表の原田修佑さん。今年誕生した第二子の赤ちゃんと。
誰も傷つけないコンテンツに込めた思い
イヤイヤ期も大変だけど楽しい
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