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小室眞子さんの“お忍びライフ”を米セレブ雑誌が特集。むしろ注目が集まるガードの固さとは/辛酸なめ子

世界は2人を中心に回っている?

眞子さん

日本雑誌協会代表撮影

 セレブリティについての本の著者、P・デイビッド・マーシャル氏は「彼女は名声や知名度から離れた、別のアイデンティティを求めているのです」と、推測。「かつて著名だった人物が姿を消すと、皮肉にも、世間の関心を高めることになるのです」とも述べていました。  お忍びプリンセスは、身を隠せば隠すほど逆に注目度や影響力を増してしまう……。子供の性別もいつまで死守できるのでしょうか。  でも、数多のセレブやロイヤルがいる中、徹底的に隠れる、というキャラは他にはあまりいないので、これからも貴重な存在として学者や指揮者の研究対象にされそうです。そして歴史に名を残す存在に……。  今のところ、世界情勢や日本の経済状況は2人に味方しています。円安やニューヨークの物価高のせいで日本のマスコミはニューヨークまで取材に来られなそうです。当分の間、静かで平穏なお忍びライフは継続されることでしょう。世界は2人を中心に回っている……のかもしれません。 <文・イラスト/辛酸なめ子>
辛酸なめ子
東京都生まれ、埼玉育ち。漫画家、コラムニスト。著書は『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』(筑摩書房)など多数。
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