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ViVi国宝級イケメン3冠達成!SixTONES松村北斗、実は“苦労人”だった過去。デビュー消滅や下積み9年を経た現在地

朝ドラ「カムカム」で“稔さん”ブームを起こす

 そんな松村さんが俳優として最初に世間に“見つかった”のは、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。ヒロインの夫役となる知的でさわやか好青年な「稔さんブーム」を巻き起こします。  この頃から松村さんは、SixTONESとして音楽番組などに出ると、「アイドルだったの!?」と多くの視聴者に驚かれる存在となります。それほど、アイドルのオーラを消し、飾らない市井の人となるのがうまい。  役に入り込み、家の近所や仕事場で偶然出会うこともありえそうと思わせてくれる。そして話し出すと明朗快活で、イケメンなのに鼻につく感じが無いのが演者としての松村さんなのです。
DVD-BOX「西園寺さんは家事をしない」(TCエンタテインメント)

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 その後も話題作に出演してきた松村さんが、さらに俳優としてお茶の間の認知度を上げたのは、2024年のドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)です。子煩悩ながらも、仕事と育児の両立に忙殺されるシングルファーザーをリアルに演じ、多くの視聴者の共感を呼びました。  映画でも、初声優を務めた新海誠監督の『すずめの戸締まり』、パニック障害の青年を繊細に演じた『夜明けのすべて』などで数々の賞を獲得。今年公開の単独主演作『秒速5センチメートル』(東宝)は、興行収入20億円を突破するヒット作となっています。いずれも細かな表情や声色の違いで複雑な心情を表現しており、彼をアイドルだと気づかない人が続出するのも納得です。  俳優として、アイドルとして、飛躍の一途を辿る松村さん。長い下積みを経たからこそ何事にも実直で、すべてに対し全力で挑むその姿勢に、観る者は魅了されるのでしょう。

『行列』後番組では俳優業とのギャップを見せる

 松村さんの人気に引っ張られるように、SixTONESもさらに勢いをつけています。『行列のできる相談所』(日本テレビ系)の後枠で始まった冠番組『Golden SixTONES』(日本テレビ系)は、若年層を中心に大人気が沸騰中。端正な顔立ちの松村さんが、顔芸や様子のおかしな素振りで笑いをとりにいく姿は、俳優とは全く別モードでギャップが凄い。  年末にはSixTONESで4度目となる『NHK紅白歌合戦』にも出場します。ただ、松村さんはラジオでどの番組に対しても「出させてくれてありがとうございます」という精神でいるとし、全ての仕事に対し誠実であるスタンスを崩していません。  グループ名から6という数字を大切にしており、来年1月に迎える6周年に向けますます多忙を極めるSixTONESと松村さん。元旦には『Golden SixTONES』お正月スペシャルの放送も控えており、SixTONESが国民的アイドル、松村さんが国民的イケメンと呼ばれる日も近そうです。 <文/こじらぶ>
こじらぶ
フリーライター・コラムニスト。言語学修士。男性&女性アイドル、地下、ローカルなど様々な現場を経験。ドラマ、スポーツ、エンタメ全般から時事ネタまで。俳優、アイドルなどのインタビューも。X: @kojirabu0419
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