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「違和感なさすぎ」と話題。昭和&平成を“再現する”プロ集団が、昭和初期は“やらない”明確な理由

いろんな年代を“熟成”させる

——昭和、平成だけに留まっているわけではないんですね。 タイムトラベルガール(過去愛好クリエイター集団)さんあやね「はい。実はトー横界隈や水色界隈など、令和のファッションも撮ってはいるんですよ。ただ、まだ世には出しません。熟成中です。あと5年くらい経ってから公開するつもりです。 私の中で『時代』は楽しんでもいいけれど、浸るのはよくないというテーマがあるんですよ。プロジェクトの名前も『タイムスリップガール』にする説があったのですが、それじゃ戻ってこれないじゃん! ってことで……」

好きだからこそ遊びも本気で

——なるほど。どっぷり懐古主義ではないわけですね。 あやね「そうです。『トラベル』なら現代に戻ってこられるじゃないですか。私たちはいろんな時代を旅しに行きたいだけ。つまり今のファッションも楽しみたいってことです」 ちか「とはいえ、私はちょうど子育て中で、最近はあまり参加できていないんですよ……。でも、まさに普段の自分が『トラベル』できる場所をつくってくれているあやねさんには感謝しかないです」 あやね「うちは産休の後でも戻ってこられるシステムなので(笑)。それに、ちかさんは国会図書館に通って、文献で歴史やソースをすべて確認してくれるのでありがたいです」 タイムトラベルガール(過去愛好クリエイター集団)さん——事実確認も必須なのですね。 ちか「雰囲気だけでやったら確実に失敗するんですよ。以前、1998年のグラビアアイドルというテーマで撮ったことがあって、可愛くメイクをしてもらったのですが、カメラマンさんから『そのメイクは芸能界の売れ線すぎる! もう少し、まだ売れてない感を出さないと!』なんて言われたことがあります。 あやね「ジュリアナ東京の時も、『扇子の振り方が甘い』とか『もっと私を見て! って感情を持って』とか。映え〜ではない、“その時代を生きている人”を出さないと面白いものができないのだと痛感しました」 ——遊びと言いつつ、本気度が凄すぎます! 「『タイムトラベルガール』は、あくまでも遊びの場ですが、ユニット一同みんなが本気なんです。同時に、自分が生まれていなかった時代にハマってしまって、どうしたらいいのかわからない人たちを引っ張り上げるという役割を担っているとも感じています。 最近では、昭和や平成という枠組みではなく、「2006年が好き」「2008年が好き」など、時期が限定されたディープな層も増えていますね(笑)。 まだまだ、やりたい時代はいっぱいあります。モデルさん、カメラマンさん、ヘアメイクさんの応募も大歓迎なので、気になった方はぜひご参加ください!」 タイムトラベルガール(過去愛好クリエイター集団)さん<取材・文/もちづき千代子>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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