キンプリ脱退に際し、平野さんは音楽業での世界進出という大きな目標を抱いてきたことを明かしていました。
現在も、Number_iとして本格的ヒップホップを極め、音楽業で認められたい、世界に行きたいという考えは変わらず強くあるはずです。実際、Number_iはBruno Mars、Billie Eilishら世界的アーティストのエージェント業務実績もある世界最大手のタレントエージェンシー・WMEと契約したことも、2月5日に発表されています。
海外での音楽業を活発化させれば、確かに数ヶ月単位の拘束が必要な映像作品への出演は、スケジューリングが一番の障壁となるのも事実であり、もどかしく感じられます。

CD「GOAT」
唯一、光明があるとすれば、事務所退所時とは比較にならないほど、移籍後も問題もなく俳優業が出来る昨今の環境です。キンプリ脱退表明時は、所属事務所を移籍した場合、長らく地上波ドラマには出演出来ないということも珍しくありませんでした。
当時、独立した先輩の中には、そうした制約のもと、音楽業をインディーズなどアンダーグラウンドに展開するという活動方法しか選択出来ない方も多くいたように思います。それゆえ、平野さん、岸さん、神宮寺さんの脱退発表に際し、3人がテレビという表舞台では見られなくなると嘆き悲しんだファンも大勢いました。
しかし現在は、活動が限定的になっていた諸先輩方も、民放連続ドラマ復帰することが当たり前になってきています。
平野さんがしばしば憧れの人だと公言していた山下智久さんは、日本でのアリーナツアーやアジアツアーの開催、旧事務所時代の後輩・timeleszの楽曲プロデュースといった音楽業に、民放ドラマ主演など国内外での俳優業も両立させています。

画像:ルイ・ヴィトン ジャパン株式会社プレスリリースより(PR TIMES)
こうした状況は、平野さんがもし俳優業のオファーを受けようという気持ちになれば、Number_iの活動と並行していくことが出来る表れでもあると思います。
2月2日に放送された音楽番組『CDTV ライブ! ライブ!』(TBS系)で、平野さんは自身プロデュースの『3XL』について、Number_iがこれまで自分達のことを歌うことが多かった中で、「違う曲がやりたい」と思い「ラブソング」にしたと語っています。長く活動していけば、心持ちに変化があるのも自然なことです。
もちろん、本人がやりたいことをするのが一番という意見はごもっともながら、いつか平野さんが思い描くNumber_iの形が結実し、演じることにも魅力を感じた際には、役者としての姿もまた見せて欲しいものです。
<文/こじらぶ>
こじらぶ
フリーライター・コラムニスト。言語学修士。男性&女性アイドル、地下、ローカルなど様々な現場を経験。ドラマ、スポーツ、エンタメ全般から時事ネタまで。俳優、アイドルなどのインタビューも。X:
@kojirabu0419