「存在自体が気に入らない」明らかになった義母の本音

すると、義母は「何かしましたか……って? 十分してるのよ。あのね、存在自体が気に入らないのよ」と答えました。突然の存在否定に、由紀子さん家族は唖然。
すると、義父も加勢。「母さんの言うとおりだ。次男のくせに、見栄を張って家族連れてくるなんて見苦しい。ここは長男と俺たちの家。本当なら敷居もまたいでほしくないのに、家に入れてやってるだけ、ありがたく思え!」と言ってきたのです。
夫は「母さんも父さんも、言いすぎじゃないか……」と力なく反論。しかし、義父は“口撃”を止めません。「お前は何をしても兄さんには勝てんかっただろう?張り合ってるつもりかもしれんが、出来損ないの息子がもがいてるだけにしか見えん」と言ったのです。
父親から否定され、夫は意気消沈。義父はそれでも“口撃”を止めず、「お前に期待することなんて、とっくの昔に諦めてる。出来損ないのお前が選んだ家族も、出来損ないにしか見えんのだよ」と、とどめを刺しました。

徹底的に侮辱された由紀子さん家族は、義父母宅へ行かなくなりました。すると、2年後、思わぬ出来事が……。義母は脳出血を起こし、逝去。
最愛のパートナーを失ったショックから義父は外出しなくなり、介護が必要なほど体が弱ってしまいました。
「お義兄さんは妻に介護を任せっきりみたい。時々、兄嫁から介護を手伝ってくれないかと連絡が来ますが、無視しています。お義父さんは、出来損ないの私たちなんかに介護してほしくないでしょうから(笑)」
人はいつまでも強い側ではいられず、人に頼らねばならない時がくる――。その重みを今、義父や兄夫婦はひしひしと感じていることでしょう。
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<取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291