自分に原因があったことを知った夫は、「今まで、子どもができないことはどこか他人事だと思っていた。ごめん」と謝罪。夫婦で話し合い、積極的な治療はせず、授かれたら嬉しいくらいの気持ちで、今後の結婚生活を送ることに決めました。
「夫と話す中では、子どもに対する自分の本心に気づきもしました。私は、どうしても子どもがほしいのではなく、義母にプレッシャーをかけられるのが嫌で子どもを産まなきゃ……と思っていた部分が大きかったんです」
それから数日後、義母は恵理さん宅を訪問。いつものように、子どもができないことに対する嫌味を言われたため、恵理さんは夫婦で病院へ行って検査を受けたことや、原因が夫にあったことを話しました。
すると、返ってきたのは謝罪ではなく、「自分が原因だって知っちゃったあの子(夫)が可哀想」という言葉。恵理さんは思わず、「もしかして、お義母さんは最初から全部わかっていて私を不妊扱いしたんですか?」と尋ねました。

※AI生成画像を使用しています。
その問いに義母は、「もちろん。だって、あなたにバラして、自分が不妊だって分かったら、息子が可哀想じゃない」と開き直ったそう。あまりにも身勝手な言葉に、恵理さんは怒りを覚えました。
「そもそも、子どもができるかできないかって、人によっては離婚を考えるくらい重要なことです。そういう情報は結婚前に話すべきだと思いました」
その後、夫が介入してくれたことで、恵理さんは義母との関係を断つことができました。しかし、義母は自分の息子が原因で孫の顔が見られないという事実を受け入れてはいません。親戚には「うちの嫁が不妊」と言いふらし、子どもができないことを“嫁の問題”として処理しています。
現実を直視できないまま、年を重ね続けていく義母。その姿を守りたかった息子はどう感じているのか、母として考えてもらいたいものです。
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<取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291