なぜ春ドラマは“女性バディ”ものが大豊作?『風、薫る』『銀河の一票』…業界人が明かす“求められる企画”の変化
見上愛と上坂樹里がダブル主演を務める朝の連続テレビ小説『風、薫る』(NHK総合)。明治時代に活躍した看護師・大関和と鈴木雅、ふたりの活躍が描かれる“シスターフッドもの”としても注目されています。
シスターフッドとは、女性同士の連帯、絆、支え合いを示す概念のこと。2026年春ドラマではシスターフッドをテーマに置いたような、女性俳優ダブル主演の作品が多く見られるのです。そんな非常に珍しいクールである今期、その理由はいったいどこにあるのでしょうか。
キャストのクレジットが1番手と2番手が女性である今期のドラマは、『風、薫る』はもちろんのこと、なんと8作以上。ざっと見ただけで、こんなに!
『銀河の一票』黒木華×野呂佳代(関西テレビ/フジテレビ系)
『月夜行路―答えは名作の中に―』波瑠×麻生久美子(日本テレビ系)
『水曜日、私の夫に抱かれてください』菅井友香×入山法子(テレビ東京系)
『サレタ側の復讐 同盟を結んだ妻たち』水崎綾女×篠田麻里子×矢吹奈子(テレビ東京系)
『未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3』鈴木京香×黒島結菜(テレビ朝日系)
『あざとかわいいワタシが優勝』大友花恋×桜井玲香(TOKYO MX系)
『エラー』畑芽育×志田未来(ABC/テレビ朝日系)
物語が進むにつれ“シスターフッドもの”ではない展開になる可能性もありますが、女性のダブル(トリプル)主演作がこれほど多く揃うのは前代未聞のことでしょう。
現時点では『風、薫る』主演ふたりの人生は深く交わっておらず、それぞれの背景やキャラクター、そして看護の道に至る背景が丁寧に描かれている最中です。
史実では、モデルの大関和と鈴木雅が出会ったとみられるのは40歳近い年齢の時。今までの朝ドラと同様に、大関和の足跡を描いた原案を大胆に再構成してオリジナルのフィクションとしてドラマで描くということから、展開的に恐らく二人の合流は史実より早まるのでしょう。ふたりの人生が、どのように描かれていくのか見ものです。












