更新日:2026.04.18 12:16
Entertainment

なぜ春ドラマは“女性バディ”ものが大豊作?『風、薫る』『銀河の一票』…業界人が明かす“求められる企画”の変化

男性バディものは数多く存在。一方、女性バディものは?

男性バディものは、古くから『あぶない刑事』シリーズ(日本テレビ系)『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系)『人生は上々だ』(TBS系)、そして今でも続く『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)や、続編の声も高い『MIU404』(TBS系)など数多く存在し、人気の高いジャンルとなっています。
Blu-ray BOX『素顔のままで』(ポニーキャニオン)

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一方、女性ふたりを描いたものというと、ダブル浅野(温子、ゆう子)主演の『抱きしめたい!』、安田成美と中森明菜の『素顔のままで』、観月ありさと松下由樹の『ナースのお仕事』シリーズなど(いずれもフジテレビ系)、過去に名作はあれど継続的に制作されるようなものではありませんでした。 ではなぜ今期に“女性バディもの”や“シスターフッドもの”が多く放映されるようになったのでしょうか。その理由を、地上波の連ドラで脚本家として活躍するMさんはこう分析します。

女性は「サポートする側」という風潮だった

「これまでは男性中心社会であり、ドラマの中だとしても刑事や医療、ビジネスの最前線で女性ふたりがタッグを組んで活躍するというのは『非現実的』『ありえない』という根強い意識がありました。 男性が女性をサポートする、そんな価値観が強い中で女性がコンビを組んで社会の中心で活躍するということは“ファンタジー”という認識。細かな設定と大きな理由付けをしない限り、作品の違和感になりうる時代でした。
画像:『銀河の一票』関西テレビ公式サイトより

画像:『銀河の一票』関西テレビ公式サイトより

女性同士の友情は脆い、女性同士が集まるとドロドロしたり対立構造ができて物事が進まないというようなどというイメージもありましたね。 ですが昨今の多様性尊重や男女の役割差をなくそうとする潮流により、女性が中心となり社会の中で戦うシーンも増えていきました。先人たちが壁を破り、あり得ないと思われていた女性首相が誕生した今、『もしかしたら、女性が中心となったこの設定もありうるんじゃないか』と受け入れられるようになったのでしょう」(脚本家Mさん/以下同)
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いま「女性バディもの」を制作するメリット
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