今作の中で目黒さんは「ふくよかさと速さ」、「日常と戦闘」、「コメディとシリアス」を俊敏に往来。
彼自身、普段は柔らかい雰囲気で真面目そうに見えますが、ライブのステージではキレのあるパフォーマンスと眼差しで鋭さと色気を放ち、冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)などバラエティ番組でお笑いについても鍛えられている。そんな多面性のある目黒さんだからこそ、実写版・坂本が成立したと言えるでしょう。
また、ダンスで鍛えた身体能力とアクション映えする体格は唯一無二。手足が長く、動きが大きく見えるため、狭い空間でのアクションは迫力満点。本人も公式に「今後自分の武器になるかもしれない」とコメントを寄せるなど、手ごたえを掴んだようです。
一方で、目黒さんを語るうえで欠かせないさらなる魅力があります。それは時折見せる「儚さ」です。

画像:映画『ほどなく、お別れです』公式サイトより
浜辺美波さんとW主演の前作『ほどなく、お別れです』では、葬祭プランナー・漆原礼二として静かなオーラと包み込むような優しさを放ち、儚い心の機微を細やかに表現してみせました。
感情を大きく爆発させるよりも、視線、間、声のトーンで見せる演技を柔軟にこなし、目黒さん独特の低い声も相まって、物語に説得力をもたらしました。
目黒さんの「儚さ」は演技面だけではなく、その生き方にも見え隠れしています。一挙手一投足が常に注目される一因はそこにあるのではないでしょうか。