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“未来の夫”に300万円渡した女性の大誤算。「子どもは何人欲しい?」と語り合ったのに「俺たち友達だよね?」

未来の夫が困っている

恋愛経験が少なく、相手と長く続いたこともなかった由衣さん。「返信が遅いからすごく心配した」「仕事、忙しいんだね。労わってあげたい」など穏やかでやさしい言葉をくれる智明さんには歴代彼氏とは違った癒しオーラもあり、かけがえのない存在になっていました。 「そんなとき、智明が自分の店を持つのに300万円近く足りないと独り言のように言ったんです。このままつき合いが続けば未来の夫になるかもしれない人。助けてあげたいと思い、貯金を切り崩して半ば強引に『応援したいから』と300万円を渡してしまいました」 会話するカップル 男女智明さんは「どうして? こんなの受け取れない」「いまの関係を壊したくない」などと困惑していましたが、「私だって毎日のように行くカフェなんだから投資させてよ」と言った由衣さんの言葉に恐縮しながらも納得。お金を受け取り、店の内装工事に取り掛かったのです。 「新しい店の改装が終わったら、仕事を辞めて自分も店を手伝うべきかと考えていました。なので『どうせ毎日お店へ行くわけだし、このままつき合ったら結婚するかもしれないし、改装が終わったら仕事を辞めて私も店を手伝おうと思うんだけど、どう?』と聞いてみたんです」

真相は藪の中

逆プロポーズのつもりだった由衣さんに智明さんは「……え? 俺たちが結婚ってどういうこと? 友だちなのに?」と戸惑うばかり。由衣さんは驚き、「友だち? 私たち、友だちなの? だったらいままでの思わせぶりな発言は何だったの?」と過去の発言を挙げて問い詰めます。 「すると智明には『大事な人というのは、友だちとして』『ほしい子どもの人数は興味があって聞いただけ』などと言われてしまいました。ショックでしたが、思い返すと智明の言葉はすべて曖昧。そのときはじめて、はっきり好きだと言われたことさえないと気づいたんです」 ショックを受ける女性 由衣さんは、「人生で初めてレベルの恥ずかしさに、その場にいられなくなって退散。思い返せば、確認するのが怖いと自覚した頃くらいから余計、智明の言動を独自に解釈して『大丈夫。こんなにも好きでいてくれている』と自分を安心させていたように思います」と振り返ります。 「それから連絡がないと話す私に友だちは『由衣の性格を見抜いて、お金を融通してもらうために曖昧な言葉をかけてたんじゃない?』と怒ってくれました。智明の目的がお金だったのかは謎ですが、付き合っているか確認もせず勘違いして結婚まで夢見たのは私です」 由衣さんは300万円を「あげる」「返さなくていいから」と無理やり押しつけたこともあり、自ら連絡や返金請求をできずに泣き寝入りしています。恋は盲目。お互いの気持ちや関係を確認し、金銭の授受や貸し借りをしない結びつきこそ大人の恋愛といえるのかもしれません。 ―シリーズ「男と女の「ゆるせない話」」― 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <取材・文/山内良子>
山内良子
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意。
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