W杯直前に再炎上。不同意性交で逮捕の佐野海舟を代表に選出…森保ジャパンが向き合うべき“大甘処置”のツケとは
ワールドカップの開幕を目前に控え、いま不穏な空気が漂っています。
日本代表の佐野海舟選手を巡る、過去の不同意性交事件の議論が再燃しているためです。
1つ目の理由は、他のスポーツ競技における不祥事への処置と比べた際、今回の対応が際立って異質に見える点です。
記憶に新しいところでは、プロ野球・読売ジャイアンツの阿部慎之助前監督のケースが挙げられます。娘への暴行容疑で逮捕された際、翌日の会見で代理人によって「ここまで大がかりなけんかは初めて」「父とはすでに仲直りしている」などと綴られた娘の手紙が読み上げられ、後に世間で擁護論が生まれるきっかけにもなりました。
それでも読売グループは、「逮捕された」という事実そのものを重く受け止め、辞任を受け入れる決断を下しています。
また、バレーボール界でも厳しい対応が見られました。代表合宿中に大麻所持の疑いで逮捕された佐藤駿一郎選手に対し、日本バレーボール協会は逮捕当日の5月28日付で、即座に日本代表登録を抹消する処置を取りました。
これらと比べるとサッカー界の対応がいかに「甘い」ものかが見えてきます。もし佐野選手が「身に覚えがない」「冤罪だ」と訴えているのであれば話は別ですが、本人も「甘さがあった」と事実関係を認めています。
つまり森保監督は、故意による犯行だと本人が認めている性加害について、それを「ミス」という軽い言葉で片付け、再び代表ユニフォームを着せているのです。
これは、どんなに贔屓目(ひいきめ)なしに見ても、相当に寛大な、悪く言えば「大甘」な処置と言わざるを得ません。海外のファンはもちろん、日本のサッカーファンからも強い疑念や拒絶反応が生まれるのも仕方ないことだと言えるでしょう。
ワールドカップ日本代表に選出される
佐野選手は2024年7月、知人男性らと共謀して30代女性に性的暴行を加えた疑いで逮捕されました。 その後、示談が成立して不起訴処分となり、森保一監督もこの事件を本人の「ミス」と表現。「本人にも反省の意思が見える」として代表への復帰を許可し、今回のワールドカップメンバーにもその名を連ねることになりました。 しかし、事態は国内だけで収まりませんでした。インドの英字新聞をはじめとする海外メディアや、世界中のサッカーファンがSNS上で改めてこの件を激しく問題視。さらに、森保監督が出演する「Google Pixel」のCMに対しても批判が殺到するなど、大炎上へと発展しています。 なぜ過去の事件がこれほどまでにぶり返してしまったのでしょうか。その理由を、いくつかの視点から考えてみたいと思います。









