とはいえ、エスコートの上手さと結婚生活の幸福度は、必ずしも比例しません。
たとえエスコートが完璧ではなくても、一緒に考えてくれる相手のほうが結婚相手としては魅力的です。

できれば“お店集合”が安心…
待ち合わせ場所を決めるやり取りでも、相手への配慮ができる男女は、例えばこんな言い方をします。
「山手線沿線ならどこでも大丈夫ですが、しいて言えば新宿・代々木・恵比寿あたりは出やすいので助かります」
あるいは、
「私もお店探しますね。〇〇さんは苦手な食べ物ありますか?私は恵比寿によく行くのですが、〇〇さんはどのあたりが出やすいですか?」
このように、自分の希望を伝えながらも、相手の都合に合わせる姿勢を見せているのです。
一方で、美帆さんの「都内ならどこでもいい」という返答も、相手に丸投げしてしまっています。
もちろん、ハチ公前を指定した男性を擁護するつもりはありませんが、「何でもいい」「どこでもいい」と判断を委ねるコミュニケーションばかりでは、「受け身な人」「面倒くさい」という印象を与えやすくなります。
人気のある相手ほど、コミュニケーションコストが低い人を選ぶ傾向があります。「一緒に決めよう」という姿勢を見せるだけでも、印象は大きく変わるのです。
麻衣さん(仮名・33歳/金融機関)は神奈川県在住の実家暮らしです。
マッチングアプリで婚活を続けてきましたが、30代半ばを前に「もっと結婚への真剣度が高い男性と効率よく会いたい」と考え、結婚相談所も併用し始めました。
ところが、相談所に入会しても、なかなか本気度の高い男性と出会えません。婚活状況を見せてもらうと、その理由はすぐに分かりました。
東京や埼玉県在住の男性とのお見合いでも、待ち合わせ場所を毎回、横浜駅や藤沢駅周辺に指定していたのです。このように、自宅の近くを指定してしまう人は、実はけっこういるのです。