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「突然動いたら…」泥だらけの着ぐるみにゾッ。人間の“想像する恐怖”をえぐり出す「恐怖心展」が凄い

「着ぐるみ」への恐怖とは?

着ぐるみの展示 個人的に忘れられないのは、着ぐるみ恐怖症の展示。薄暗い、なんだかちょっと床が汚れているような部屋の隅に、泥だらけのウサギの着ぐるみが脱ぎ捨てられている……ただ、それだけ。  動かない。音もしない。なのに……怖い。 「もし中に誰か入っていたら?」 「突然立ち上がったら?」  そんなことは起こるはずがないのに、勝手に想像してしまう不可思議さ。恐怖は、目の前にあるものではなく、自分の頭の中で完成していく感情なのですよね。

私が怖いのは……

 人によって、怖いものってまったく異なります。私の友人はなかなかの潔癖で、常に消毒ジェルを持ち歩いています。愛犬の足も時間をかけてかなり丁寧に拭くほど。どうやら「菌」に対する漠然とした恐怖があるよう。  一方で私は、菌はそこまで気にならず。でも、別のものが怖いと感じます。  例えば犬の散歩中、近所でバットを素振りしている人を見ると、なぜか落ち着かなくなるのです。  手が滑って飛んできたらどうしよう。  キャンプ場で誰かが薪割りを始めると、斧が跳ね返って飛んでくる映像を勝手に頭の中で再生してしまうし。ガスバーナーも少し苦手かも。でもそれは、「自分」がやっているところではなく、ひと様がやっているところを見ると急激に怖くなるのです。  別に事故を見たことがあるわけでもない気もするし、それなのに、「もしも」が頭から離れない、これは何という恐怖症なのでしょう。  道具恐怖症? いや、違う気も。  たぶん私は、「事故が起きる瞬間」を想像してしまうこと自体が怖いのかも。こうした恐怖は、おそらく幼少期の何かが影響しているのでしょう。でも、そのきっかけは思い出せないのです。
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恐怖はごく普通の日常に潜んでいる
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